妻が美人過ぎた場合、夫はどうなるのか…(写真はイメージです) Photo:PIXTA
イケメンであれ美人であれ、ルックスに優れた人を配偶者に持つと、何かと周囲からとやかく言われることが多い。本人たちがまったく気にしない場合もあるが、当然のことながら周囲のやっかみや詮索が煩わしく感じられることもある。妻が美人過ぎた場合、夫はどうなるのか。いくつかのケースから探ってみたい。(取材・文/フリーライター 武藤弘樹)

いいことばかりではない美人妻
試される夫の器・夫婦の絆

 現代の結婚は自由恋愛の途上にあるのが主流であるから、配偶者を自分で選ぶことができる。配偶者のルックスがいいと毎日見ていて麗しいし、他人に対しても自慢できる。配偶者のルックスは良ければ良いほど素晴らしい……と考えるのはいささか早計である。
「美人は三日で飽きる」という古来伝わる、現代ではなんとかハラスメントに当たりそうなフレーズもあるし、実はメリットばかりではないのがナイスルックスの配偶者である。配偶者のルックスが良いと、器と絆が試されるのである。
 これはまた聞きの話であるから詳細は定かでないが、「モテモテ妻と結婚した男性が、妻の社交性と魅力に嫉妬した揚げ句浮気して離婚に至った」ケースがあったそうである。夫のやり場のない葛藤は彼に、出口・逃げ道として不倫を選択させたのが愚かといえば愚かだが、そうせざるを得なかった切迫した苦しみが本人にはあったのであろうと推測される。
 現代の倫理的価値観からすれば許されない不倫という決定打を放った夫が完全なる悪で、「勝手に嫉妬して暴挙に及んだ夫」と見れば被害者は順当に妻となるが、「夫に配慮なく異性と仲むつまじくすることをやめなかった妻」と見れば被害者は夫である。
 詳細や事の背景がわからない以上、このケースに関してはどちらとも断定できないが、美人妻は夫を狂わせ得る可能性があることがよくわかる事例であるといえよう。