2019年6月17日月曜日

通信高校卒業の26歳が、年収800万円の会社員になれたワケ

通信高校卒業の26歳が、年収800万円の会社員になれたワケ









Aさん
 学歴偏重主義。転職において、4大卒以上を応募条件とする企業は多くあり、新卒採用ではいまだに学歴フィルターが存在するといった話しも耳にすることから、日本ではまだまだ学歴を重視する傾向が強いようだ。

 今回話を聞いたのは、通信制高校を卒業後に職を転々とし、現在はIT企業のエンジニアとして働くAさん(男性・26歳)。決して学歴が良いとは言えない彼だが、現在の年収は800万円近くあるという。その成り上がり人生に迫った。

◆「学校行事がめんどくさい!」を理由に、普通の高校へは行かず

 痩身で物静かな印象を抱くAさんの最終学歴は通信高校卒業だ。元から、普通科の高校へ入学することは考えていなかったのか。

「学校でやる行事とか、集団で何かをやることに嫌悪感があったので通信高校に入学しました。僕の通っていた学校は月に2~3回登校すれば良いシステムだったし、放任主義というところも、団体行動が苦手な自分にはピッタリでしたね。当時、英語を喋れるようになりたいという目標があり、学校に行かなくていい日は家でリスニングの勉強や、街で観光客に話しかけたりして英語を学んでいました」

 現在の職業であるエンジニアになりたいという願望はあったのだろうか。

「図書館に行ったときにパラパラとHTMLの本を読んだりはしていました。でも、エンジニアになりたいという願望はありませんでしたね」

◆アルバイトを転々とし、エンジニアになる

 現在の会社が4社目のAさん。年齢の割に転職回数が多いようにも感じるが、やはり就職には苦労したとのこと。

「学歴がないので、就職は思うようにいきませんでした。なので、コールセンター、コンビニなどのアルバイトを転々としていました。英語を活かそうと思い、フリーの翻訳家にもなりましたが、仕事はほとんど無い……という感じでしたね」

 アルバイトを転々とする。これは就職がうまくいかなかった若者が陥りやすい現実だろう。Aさんは現在のキャリアに繋がるきっかけをどのようにして掴んだのだろうか。

「友人からSNSで『プログラマーなら紹介するよ!』というメッセージが来たことがきっかけです。本を読んで知識はあったし、これからどうしようと悩んでいたので、それに飛びつきました」

 知識があったとはいえ、プログラミングに関してほぼ素人だったAさん。1社目の会社ではアクセンチュア出身で東大卒という、エリート上司の厳しい指導になんとか耐え、知識を吸収しまくったと話す。当時の年齢は23歳。年収は300万円だった。

「その会社で1年と少し働き、さらにスキルアップをしたく転職を考えました。希望していた会社は技術力に定評のあるところで、当時の僕の実力では到底入社できないレベルでしたが、ポテンシャル採用という枠で運良く入ることが出来ました」

 が、この会社では過労死レベルの残業をさせられた。さらに社長がワンマンのブラック企業だったこともあり、Aさんは8ヶ月で退職を決意する。

「すぐに辞めてしまいましたが、1社目では得られなかった技術を得ることができたのが大きかったです。次の会社を探すときは、労働条件など色々慎重になりましたが、結果的に残業が少なく給料も良いホワイト企業に入れることができました。3社目の面接の時に前職の収入は言わず、これまでやってきたことと今の自分の実力で給料額を決めてほしいと直談判した結果、年収は480万円になり、社会人デビューから2年で収入が120万円上がりました」

◆自分の強みさえあれば学歴は関係ない

 3社目の会社はホワイト企業でデザインに明るい会社だったが、プロダクトが良くないという理由で再び転職活動を始めたAさん。そして4社目となる現在の会社に採用された。





「今の会社はリモートワークと副業が認められているので、そこが気に入っています。団体行動が得意ではないこともあり、今の働き方は自分の性に合っていますね。副業もできるので、フリーでいくつかの案件を受けたりもしています」

 元々、何かにハマると一心不乱に打ち込むオタク気質だと自らを分析するAさん。23歳の社会人デビューからわずか3年だが、エンジニアとしての腕が良いのはその性格ゆえだろう。彼の腕を証明するのが収入で、現在の会社からは年収で700万円も貰っている。

「会社での収入は700万円、フリー案件と足して約800万円の年収です。年収が高ければそれで良いということではないですが、やっぱり自分の腕が認められているということなので、素直に嬉しいですね。この世界は己の実力で這い上がれるので、高卒どころかたとえ高校に行っていなくても勝負できます。学歴コンプレクスを抱える人には、そういう環境でならいくらでも活躍できるんだということを伝えたいですね」

「自分には学歴がない…」と悩む人も多いだろう。だがAさんのように、一つのことをやり続け、結果優秀な社会人として活躍している人もいる。

「学歴を条件に置いているところはそもそも応募出来ないが、自分が勝負できる環境で戦えばいい」(Aさん)

 高学歴も低学歴も結局はただの『記号』に過ぎず、要は自分の気の持ちよう次第ということなのだろう。〈取材・文/八潮ゆうき〉

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著者について

榊原 卓丸(さかきばら たくまる)
1977年生まれ。大分県出身。
関西学院大学卒業後、新光証券(現みずほ証券)を経て、株式会社ディーネット代表取締役として著名投資家の資産運用業務を担当。
ファンド関係者など様々な業界人脈を築く。同社代表取締役を辞任後、三京証券株式会社にて日経225先物、日本株のディーリングを行う。
現在はTrade Tools株式会社代表取締役。FX、日経225先物、株式等で国内・海外の大口投資家へ助言を行うほか、自動売買システムの企画・開発を行う。
著書に、『卓丸の1日5分から始める日経225mini』『ほったらかしでも月100万儲かるFX自動売買』(以上、かんき出版)、『株で儲けるためのNISA徹底活用術』(自由国民社)がある。

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