2019年6月30日日曜日

不労所得で生活するにはいくら必要?

不労所得で生活するにはいくら必要?






 会社がイヤでイヤで仕方ない。「不労所得で生きていきたい!」なんてことを夢見ているのでは? そこで、「不労所得だけで生活するには、現実的に考えていくら必要か?」について、具体的な方法をご紹介しましょう。

4割の社会人が「労働時間を減らしたい」

社会人は、いつだって大変です。働いていると、「なんで私が、こんなつまらない仕事をしなきゃいけないのだろう?」「残業ばかりで寿命が削られている気がする……」などなど、言いたくても言えない苦労が沢山あります。それもあり、心の奥では「働きたくないなぁ……」と考えている会社員の方が多いことでしょう。

マクロミルが実施した調査によると、4割の社会人が「労働時間を減らしたい」と回答したのだとか。また、エン転職の調査によると、働く理由の第一は「収入を得るため」。「お金のために働く」という意識が強いみたいですね。

つまり、会社員の多くは、「いつだって会社を辞めたいと思っているのだけど、お金が無いから仕方なく働いている」ということですね。いやはや、なかなか現実は厳しいものです。

「働きたくないなら、今の職場を辞めて、新しい転職先を探せばよいのでは?」とも思うのですが、当事者からすれば、「転職活動をするともっと忙しくなるし、失敗する可能性もあるから嫌だ!」というのが正直なところなのでしょうね。

そんなこんなで、会社がイヤでイヤで仕方ない。そして、「不労所得で生きていきたい!」なんてことを夢見ているのでは? そこで、「不労所得だけで生活するには、現実的に考えていくら必要か?」について、具体的に解説していきます。

世帯あたりの平均支出は「月30万円」

まず、「そもそも不労所得がいくら必要なのか?」という点から確認していきましょう。

総務省の家計調査年報によると、勤労者世帯における2人以上の世帯の月あたりの平均支出は約30万円なのだとか。平均支出が月々30万円ということは、年あたりの支出は約360万円です。よって、不労所得生活を目指す場合は、「年間360万円(税引後)」の稼ぎがあれば、それで十分だと言えるでしょう。

次に、「どうやって不労所得を作ればよいのか?」についても確認します。

たとえば、不労所得を作る方法として、多くの方が思い浮かべるのは、「株式の配当金」や「不動産賃貸による家賃収入」ではないでしょうか? これらは、どちらも有効な方法です。だから、双方を検討してみる価値があるでしょう。

ただし、不労所得を作る際には注意すべき点が2つあります。

1つ目は、「手間のかかる度合い」です。そもそも不労所得とは、「働かなくても得られる所得」のことです。それにもかかわらず管理や事務に時間がかかってしまっては、もはや「不労」とは言えません。

2つ目は、「再現性の高さ」です。不労所得には様々な形がありますが、運不運に左右されるような仕組みでは心許ありません。Christopher J. Boyceらの研究によると、たいていの人は「収入が減ると幸福感が下がる」のだとか。

それこそ、「今年の不労所得は500万円だったけど、来年はゼロ円になるかもしれない……」のように不安定だと、心の余裕も持てなくなります。ですから、いつでも安定して不労所得が得られる仕組み作りが大切です。

以上2点を踏まえると、個人的にベストだと思う不労所得の作り方は、「インデックス投資ではないか?」という気がします。インデックス投資とは、株式市場に連動する投資信託を買い付けて不労所得を得る方法です。

インデックス投資は、ノーベル賞モノの経済理論が詰め込まれた運用術です。やることと言えば、「お金を積み立てる」だけなので、手間がかからないうえ、再現性はバツグンだと期待できます。

よって、以降では、「インデックス投資で得られる配当金だけで生活するには、いくら積み立てる必要があるか?」という観点から、話を進めていくことにします。

ズバリ、必要資金は「2億4000万円!」

日本経済新聞社が公開している国内の株式指標によると、日経平均採用銘柄の予想配当利回りは1.83%なのだとか。このうち配当金の2割は課税されてしまいますので、実質受け取ることができる配当金は、積み立てた金額の1.5%ほどになります。

そこで、仮に「毎年、配当利回り1.5%の不労所得を得られる」という前提のもと、不労所得生活に必要な積立額を試算してみます。前述したとおり、一般家庭における年あたりの支出は「約360万円」です。

そこで、この金額分を配当金で賄ってみましょう。この答えは、カンタンな方程式から算出することができます。

必要資金×配当利回り(0.015)=360万円

必要資金
=360万円÷配当利回り(0.015)
=2億4000万円

計算してみた結果、「不労所得だけで生活するには、2億4000万円のお金をインデックス投資で積み立てればよい!」ということが分かりました。不労所得生活を夢見ている方は、まずはこの金額を目標に、お金を貯めてみるとよいでしょう。

「お金を操る人生」を手に入れて

いつの時代も、お金の苦労は絶えません。しかし、所詮お金なんて「紙切れ」でしかありません。こんなものに人生を左右されるなんて、耐え難いですよね。

そうならないためにも、ぼくらは正しいお金の知識を学ぶべきなのでしょう。そして、「お金に振り回される人生」ではなく、「お金を操る人生」を手に入れたいものです。

参考資料:不労所得で生活するにはいくら必要?(https://allabout.co.jp/gm/gc/477157/)記事下段に記載
(文:中原 良太(マネーガイド))


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老後の生活費27万円、貯蓄額2067万円

老後の生活費27万円、貯蓄額2067万円






 老後の不安のひとつはお金の準備ですね。老後の生活費として、貯金はいくらあったら安心できるのでしょう? 毎月いくら使う? 老後資金の希望と現実とは?などをデータをもとにチェックしてみましょう。

老後の1カ月あたりの生活費と準備しておきたい貯蓄額、平均は?

2019年6月に金融庁が「老後資金が2000万円不足する」と発表したことが、多くのメディアで報じられました。

発表された概要は、公的年金だけでは老後資金が足りないから、今から資産形成を自己責任でやってくださいというものでした。

その話題を取り扱うテレビ番組では、インタビューなどで答える人からは「今から2000万円を貯めるのは無理」「年金って100年安心プランだったんじゃないの?」「投資で資産形成をしなさいって言われても、リスクがあるし……」というようにネガティブな反応が支配的でした。

結局、この発表は撤回を余儀なくされましたが、ファイナンシャルプランナーである筆者からみると、至極、当たり前のことを発表しているという受け止めです。

ただ、今まで国も分かっていたのに、ひた隠しにして触れなかったことを、今回突然発表したことと、言葉足らずな点で概ね不評を買ったようですが、発表された内容については基本的に正しいことだったと考えています。

実際に多くの方がセカンドライフに関わる年金や生活費、貯蓄などについて、どう考えているのか見てみましょう。

金融広報中央委員会が毎年実施している「家計の金融行動に関する世論調査(2018年度)」で、老後の生活費や貯蓄に関して、アンケートによる全世代(20代~70歳以上)の平均額の回答が公表されています。

●老後のひと月当たり最低予想生活費:27万円
●年金支給時に最低準備しておく貯蓄残高:2067万円

上記はあくまで様々な世代の方のアンケートの平均ですが、実際にセカンドライフを過ごす60歳以上の方たちは、最低生活費の平均回答額は28万円で、より実感がこもった金額のようにも感じられます。

モデル世帯の年金額は平均22万1227円

一方、厚生労働省が毎年発表している、モデル世帯における夫婦2人の年金額の2018年度の金額は1カ月当たり22万1227円でした。皆さんが想定している最低生活費(27万円)を年金だけで賄うのは厳しそうです。

皆さんが老後に望む生活水準は?

現役世代の皆さんは老後のひと月当たりの生活費として、いくら使うか、いくら使いたいか考えてみたことありますか? 金額で何万円という額は頭に浮かばないかもしれませんね。

イメージしやすくするには、現在の生活水準を維持したいか、支出を下げて我慢するか、今よりゆとり生活を送りたいかと考えてみるとよいですよ。

現在、生活費25万円でやりくりしている家計の場合、次のように考えると大まかな老後の生活水準がイメージできます。

・現状維持:老後資金も25万円使いたいということになります。
・ガマンする:20万円前後か、それ以下の生活費になるかもしれません。
・ゆとりある生活を望む:現状の生活費25万円にプラス5万円か10万円、それ以上を上乗せした生活水準です。

老後の生活費、費目別に見るといくら?

総務省の「家計調査(二人以上の世帯)」2019年4月分によると、無職世帯(セカンドライフ世帯が多く含まれます)の1カ月の平均支出は次のとおりです。

●支出総額:27万9462円

<内訳>
・食費:7万2761円
・住居:1万86円
・水道光熱:2万3175円
・家具、家事:8269円
・被服費等:6752円
・保健医療:1万5402円
・交通通信:3万266円
・教育:1983円
・教養娯楽:2万8787円
・その他:3万9538円
(主な内訳-理美容、おこづかい、交際費、嗜好品、諸雑費など)
・税金、社会保険料:4万2444円

老後の生活費について、ある程度イメージできたでしょうか? しかし、単純にはいきません。老後の生活に対する備えの大きな落とし穴である「物価上昇」を、常に頭の中に入れておきましょう。

では、引き続き物価上昇によってどれだけ、皆さんの老後の生活が影響を受けるかを見てみます。

物価上昇があなたの老後を脅かす

物価上昇について特に注意が必要な点は、老後を迎えるまでにどのぐらいの「時間(期間)」があるかということです。

例えば現在35歳の人で生活費が25万円の家計の場合だと、老後の年金の受給が始まる65歳になるまで30年間という時間があります。

老後も現在の生活水準を維持したい場合は、単純に考えると25万円あれば生活ができると考えてしまいそうですが、そうはなりません。

65歳までの間に、物やサービスの金額が値上りしていくことを想定しておく必要があります。今、25万円で手に入るもろもろの物が、毎年2%(日銀が目標にしている物価上昇率)ずつ物価上昇していくと、いくらになっているでしょうか?

老後の生活費を電卓で計算してみよう

物価上昇した場合の老後の生活費は、皆さんの電卓で簡単に計算できます。やってみましょう。

毎年2%ずつ物価上昇するということは、物の値段が1.02倍になっていくということです。数字のキーで「1.02」と打って、「×(かける)」のボタンを2回続けてチョンチョンと叩きます。続けて金額を「25」と打ち、30年後なら「=(イコール)」ボタンを連続で30回たたきます。まとめると、1.02「×」「×」25「=」「=」「=」……30回です。

電卓に表示されている数字が、今25万円で買えるものが、今後2%ずつ値上がりしていった場合の30年後の値段です。私の電卓では45万2840円になっています(電卓の四捨五入などの設定で若干異なる場合があります)。

では、実際の物価の動向と、期待したい年金はどうでしょうか?

物価が上がっても、年金収入は増えない

政府と日本銀行は経済政策の一環として、物価を毎年2%ずつ上げると目標に掲げて取り組んでいます。そうなれば当然のごとく皆さんの生活費などの支出の負担が増えることとなります。

このように国の思惑どおりとなれば、消費税などと異なり、その後、物価は毎年2%ずつ上がっていくことになります。会社員世帯などでそれ以上に所得が増えていく家計や企業は喜べるのですが、最も打撃を受けるのは年金生活者です。

今、25万円の生活費でやりくりしている家計の場合で、将来の年金が25万円もらえるとしても、生活は成り立たないということになります。現在25万円で買える物やサービスは、物価が2%ずつ上昇すれば30年後には約45万円。約半分しか買えないということになります。そうなった時に生活費を20万円削れるでしょうか? 相当に厳しいですね。

年金額を抑制する「マクロ経済スライド」って何?

物価が上がれば年金も上がるのでは? という気もしますが、2004年の年金改正法案の成立によって導入された「マクロ経済スライド」という仕組みが障害になりそうです。

このマクロ経済スライドというのは、仮に物価が2%ずつ上昇したとしても、年金はその上昇率に対して0.9%差し引いた1.1%しか上げないというものです。

物価が今後30年間2%ずつ上昇したとしたら、現在100万円の物の値段は単純計算で60%アップの160万円になります。年金は、30年後でも1.1%×30年で33%しか増えないことになり、100万円が133万円になります。物価160万円と年金133万円では生活が厳しくなるのは目に見えています。

時間を味方につけて老後に備えよう

物価上昇にさらされた現実と、私たちの希望する生活水準、多くを期待できない年金のバランスは厳しいものになりそうです。「老後はまだまだ先のこと、何とかなるさ」とは、言っていられそうもありませんね。でも大丈夫! まだまだ時間があります。

このように環境が変わっていくと、個人での対策も必要になってきます。家計の収支バランスの見直しと改善・金融商品の上手な活用による財産づくりや、人生全体を見渡して賢くマネーバランスをとっていけば、これからでも十分に準備可能です。着々とマネーの知恵をつけながら行動に移すことでがんばっていきましょう。
(文:平田 浩章(マネーガイド))


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100万円を何としても貯める!貯め方より大事なこと

100万円を何としても貯める!貯め方より大事なこと





 もし、みなさんが30歳以上で、いまの貯蓄が100万円もないとしたら、黄色信号です。何としても、貯蓄できる体質を作りましょう。

100万円貯金を目指すときに大事なこと

「とりあえず、100万円貯めよう!」と思ったら、「貯め方」の技術よりも、断然に身に付けたいのは「(お金の)使い方」です。

家計の要素は「収入」「支出」「貯蓄」の3つです。「収入」があって、そこから「支出」をし、残りが「貯蓄(運用)」となります。家計は一生涯このサイクルを繰り返します。なかなかお金が貯まらないとしたら、その大きな要因は「支出」に潜んでいるでしょう。

ちなみに、手持ち100万円のない方が「支出」を見直す前に、リスクをとって増やそうというのはオススメしません。例えば、50万円の資金でリスクをとって年3%で運用できても、リターンは1万5000円。かりに10年続けられたとしても、17万円ほどのプラスです。これで家計が見違えるほどよくはなりません。

もちろん増える保証もなく、50万円が毀損してしまう可能性もあるわけです。だとしたら、月5000円でも浮かせられれば、年6万円の貯蓄になりますし、このペースが10年続けば60万円が貯まります。よっぽど確実で効果的です。

100万円を1年で貯めるのであれば、月8万3333円ずつ貯める

ここで、簡単な計算を行ってみましょう。100万円を1年で貯めるのであれば、月8万3333円ずつ、3年であれば2万7777円ずつ貯めればいいのです。そう、計算は楽チン。難しいのは、これを実行すること。なぜか? それは、お金を使いたくなる心理が働くからです。

このときとても参考になる研究分野があります。「行動経済学」です。人間の行動は必ずしも合理的ではなく、過去の経験や感情などが行動パターンに大きく影響することを経済学の側面から研究されている分野です。経済学+心理学と考えると、捉えやすいでしょう。

例えば、同じ3万円でも、自分の給与収入であれば大事に使うのに、臨時収入だとパッと散財してしまうといったものがあります。何となくイメージが伝わりますでしょうか。「3万円」という金額よりも、その「出所」の方が、使い道に大きく影響しているわけです。思い切っていえば、消費はマインドで大きく決定されます。ですから、まずはご自身の買い物パターンを記録していってみましょう。

どんな心理パターンで自分がお金を使っているのかを知ることが第一歩です。それにはレシートをもらうことから始めます。レジの前にレシートを捨てる箱までご丁寧に用意されているケースがよくありますが、私から言わせていただくと、レシートをもらわないのは、家計管理上級者に許された行為です(笑)。

レシートから多く使っている費目トップ3を出してみる

いまのレシートに記載されている情報はすばらしいものがあります。金額以外に日時、場所、商品名等々。これらを振り返って見ることで、自分の消費行動パターンが見えてきます。ひと月レシートを集めたら、集計して多く使っている費目トップ3を出してください。見直し甲斐があるのはトップ3だからです。

このとき「コンビニ」とか「カード利用」という費目はNGですよ。お買い物の“行動パターン”を知るには、“どこで(どうやって)”買ったのか、把握することは確かに大事です。ある相談者は月3~4万円をコンビニで使っていることが分かって、すぐに行動パターンを見直したという方もいらっしゃったくらいです。

ですが、まずは、何を買ったかで費目を分けてみましょう。雑誌なのか、飲料なのか、お菓子なのか、です。コンビニに行っても、きちんと必要なモノだけ買っていれば、行動パターンを直す必要はありません。

とはいえ、費目に分けること自体は、それほど重要ではありませんので、あまり悩まず、自分の好きなように分けてください。ルールは自分でつくっていただいて結構。大事なのは、「何(費目)」を買ったのか、ではなく、「なぜ」買ったのか、だからです。つまり、買った時の気持ち(マインド)を確認します。

トップ3が分かったら、買ってよかったものに○、買わなければよかったと後悔するものに×をつけてみましょう。そうすると、〇のパターン、×のパターンに自分の消費クセが見えてくるはずです。なぜ後悔したのか、同じことを繰り返さないためには、どういった具体的な対策が自分に必要なのか、ノートに書き留めながらまとめると、頭の中が整理されやすいと思います。これを日記とすれば、家計簿よりも日記の方が家計改善には役立つのです。

「明日から始めよう」と思ったらダメです。この記事を読んでくださったのも何かの縁でしょう。いますぐ“レシート取り”から始めてみてはいかがでしょうか。始めるのが遅くなれば、その分100万円も遠ざかりますよ!
(文:八ツ井 慶子(マネーガイド))


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78%も貯金が増えた? とっておきの方法

78%も貯金が増えた? とっておきの方法






 Leona Tamらの研究によると、「循環思考」を取り入れた人は平均と比べて78%も多くのお金を貯金することができたのだとか。果たして、循環思考とは何なのでしょうか?
2006年、デューク大学の研究が、面白い発見をしました。David T. Nealらによると、「人生の45%は習慣によってできている」のだとか。

この発見は世界に波紋を与え、「人生の45%が習慣だというのなら、どうすれば習慣を身につけられるのだろう?」「悪い習慣を断つためには、どんな方法が有効なのだろう?」といた議論が、さまざまな場で繰り広げられてきました。この研究からも分かるとおり、ぼくらの人生は「習慣の積み重ね」でできています。

「人生は一直線に進んでいくものだ」と考えている方をたまに見かけますが、ぼくはすこし違うと思います。デューク大学の研究からも分かるとおり、人生は習慣の積み重ねです。だから、人生は「一直線に進むもの」というよりは、「同じこと繰り返しながら徐々に回転していく、らせん階段のようなもの」という解釈が正しいのではないでしょうか?

「循環思考」が、貯金を増やしてくれる

この「人生は習慣の積み重ねだ」「人生は同じことの繰り返しだ」という考え方を、「循環思考」「スパイラル思考」と言います。この思考を身につけることは、人生計画を練る上でも大切です。

特に、「たくさん貯金をしたい!」と考えている方は、今すぐにでも循環思考を生活に取り入れましょう。「人生は習慣の積み重ねだ」「今日やったことは、明日もやる」「毎日は同じことの繰り返しだ」ということを、骨身に叩き込むのです。

どうしてこんなに「循環思考」を推奨するのかというと、「循環思考を取り入れたことで、貯金が増えた!」という研究があるからです。研究を手がけたLeona Tamらによると、循環思考を取り入れたグループは、平均と比べて78%も多くのお金を貯金するようになったのだとか。

きっと、「人生は同じことの繰り返しだ!」ということを認識することで、「悪い習慣は早く断とう!」「良い習慣を早く身につけなきゃ!」という意識になったのでしょうね。

まとめ

それにしても、「人生の45%は習慣だ」という研究結果には驚きました。言われてみれば「たしかにそうかも」と思います。でも、言われるまで全く気にしてきませんでした。

人生は習慣の積み重ねです。「明日は明日の風が吹く」のではなく、「明日は今日の繰り返し」です。こうやって言われてみると、「自分の習慣を見直さなきゃな……」という気分になってきますよね。この話を聞いてからぼく自身も、自分の習慣を見直すようになりました。

良い習慣は、ぼくらにとっては素晴らしい財産です。あなたが循環思考を取り入れ、良い習慣を身につけ、そして豊かな生活を手に入れてくれたら、こんなに嬉しいことはありません。ぜひ、実生活に取り入れてみてくださいね。

参考資料:貯金が78%も増える!?とっておきの思考術!(https://allabout.co.jp/gm/gc/477178/)記事下段に記載
(文:中原 良太(マネーガイド))


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老いたひとり者は個人として認めない? 貸金庫申し込みで見えた厳しい現実





※写真はイメージ
 1986年『女が家を買うとき』(文藝春秋)での作家デビューから、71歳に至る現在まで、一貫して「ひとりの生き方」を書き続けてきた松原惇子さんが、これから来る“老後ひとりぼっち時代”の生き方を問う不定期連載です。

第13回
70歳過ぎると人間扱いされない!?

 世の中が物騒になってきたので、大事な権利書などは、貸金庫に入れておくほうがいいと思いたち、銀行に行った。今どきは、貸金庫を利用する人も多いだろう。空きはないかもしれないと期待せずに窓口に行くと、「空いている」と言われ喜ぶ。しかし、審査をして通らなければ貸すことはできないと言われ、喜びは吹き飛んだ。
 お金を借りるわけではないのに審査がある? 何の審査? 貸金庫の年間使用料は2万円ほどだ。腑(ふ)に落ちないが申し込むことにした。
 申込用紙が渡され、名前、住所などを記入していると、「代理人」という項目があったので、聞くと、本人に代わる身内の人の名前と連絡先を書け、というのだ。何十年もの長きにわたり、金利ゼロでも預金してあげているのに、身内の代理人を立てないと貸金庫も借りられないとは、どういうことか。安倍政権になったせいか。
 以前、メガバンクで貸金庫を借りたとき、すんなり借りられたのは、わたしが50代という若さだったからなのか。「ひとりでよかった」という生き方をしたい。わたしは、そのように生きてきたつもりだが、ここにきて「それはだめよ」と自分の生き方を否定された気がして悲しかった。
 そこで、代理人の必要性について尋ねると「本人が開けに来られない状況になったときのためです」という。しかも、「契約のときは代理人さまも同伴ください」と言うのには驚いた。えっ、わたしって認知症扱い?
 20代のお人形さんのような顔をした行員は「お子さんのお名前を書いていただければ」と言ったので、「子どもはいません」というと、甥(おい)や姪(めい)でもいいと言うので「甥、姪もいません」と答えると、上司に相談に行った。
 そこで、わたしは「65歳の弟ならいます」と、上司にも聞こえる声で言うと、「若い方でないと……」ですって。ばかにするんじゃないよ。まったく。あなただって若いときは今だけよ。ばあさんになってから気づいても遅いのよ。
 いくら兄弟がいても、60歳以上になったら何の役にも立たないことを、わたしはこのとき初めて思い知らされた。つまり、わたしも、弟の役には立たないということになる。ああ──忙しく日々を送っているうちに、弟も年をとったものだわ。そして、わたしも年をとったものだ。
 しかし、まだ70代なので抵抗力があるが、もっと年をとったらどうだろう。行員も、ただのうるさいばあさんとしてしか扱わないだろう。この国では、老いたひとり者は、社会のゴミになるのか。だったら、自分から姥(うば)捨て山に登ってやるわ。
 何の審査をしたのか知らないが、1週間後に審査にパスしたという連絡があり、代理人の65歳の弟に仕事を休んでもらって一緒に出向いた。まったく、人の時間をなんだと思っているのか。
 後日、違う支店に出向き、代理人要求について質問すると、「代理人はいりません」と即答し「ただし、審査は必要です」とだけ言われた。どうも、支店によって対応が違うようなので、もし貸金庫を借りるときは、事前に確かめたほうがいい。

個人を認めないこの国は“後進国”

 そうか。この国は、18歳未満と70歳以上は一緒の枠で、保護者つきでないと個人として認めないのだ。「結婚しないあんたが悪い。子どもを産まないあんたが悪い」という男尊女卑の声が聞こえてくる。でも、それとこれとは別問題だ。
 
 そういえば、以前、75歳の友人男性が家のリフォームを頼むときに、「あなたの印鑑だけではだめだ。子どもの印鑑が必要だ」と言われ、激怒していたのを思い出した。その人は子どもがいたから激怒だけですんだが、これからは、ひとりの人が過去にないほど増えるというのに、世の中の対応は逆行してはいないか。
 ドイツの知人にこのことを話すと、ドイツではありえないし、考えられない、と笑われた。日本人は自分の国を先進国だと思っているようだが、個人を認めない日本は、後進国だと言われた。
「日本人だけが、わかっていない!」
 わたしもそう思う。サラリーマンで立場が守られている人は感じないだろうが、そこからはずれた人を、この国は、人として見ない傾向がある。人にはそれぞれの生き方があるのに、自分の生き方しか認めない日本人そのものにも、問題はあるだろう。つまり、日本人は人のことを思う想像力が乏しいのだ。
 身内に責任をとらせるこの国のあしき習慣は、即刻、やめるべきだ。国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、2035年には東京都のひとり暮らし高齢者が高齢世帯の半数に迫ると予測されている。
 野党で、この人権にかかわる問題を積極的に取り上げてくれる人はいないのか。40代の人は、いずれもうすぐ自分のことになるはずだ。問題意識を持ってほしい。
<プロフィール>
松原惇子(まつばら・じゅんこ)
1947年、埼玉県生まれ。昭和女子大学卒業後、ニューヨーク市立クイーンズカレッジ大学院にてカウンセリングで修士課程修了。39歳のとき『女が家を買うとき』(文藝春秋)で作家デビュー。3作目の『クロワッサン症候群』はベストセラーとなり流行語に。一貫して「女性ひとりの生き方」をテーマに執筆、講演活動を行っている。NPO法人SSS(スリーエス)ネットワーク代表理事。著書に『「ひとりの老後」はこわくない』(PHP研究所)、『老後ひとりぼっち』、『長生き地獄』(以上、SBクリエイティブ)など多数。最新刊は『母の老い方観察記録』(海竜社)

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給料日前にお金が足りない!どうする?

給料日前にお金が足りない!どうする?






 給料日前に使えるお金がないというピンチを乗り切る知恵、食費節約や交際費の節約などで日頃から心がけておきたいことを紹介しましょう。
給料日前に使えるお金がなくなってしまう人もいるでしょう。予定外の支出があったり、ちょっとムダ遣いしてしまったり……。給料日までお金が足りない!とあわててしまいますよね。給料日前に使えるお金がないというピンチを乗り切る知恵、ピンチを乗り切るために日頃から心がけておきたいことを紹介しましょう。

金欠の人は、どうすればお金を使わずに暮らせるかを考える

給料日まで使えるお金が少ないのですから、とにかくお金を使わない生活を心がけるのが一番。まず、飲み会やレジャーなどは一切お断りしましょう。

だいたい急なお誘いに、どうしても参加しなくてはいけないものはありません。「今月はお金がピンチだから、また誘ってね」と、ハッキリ断ることがポイント。給料日前にお金が足りなくなることは誰にでもあることですから、恥ずかしがらず正直にいえば人間関係にヒビが入ることはないはずです。

とはいえ、食費はどうしても必要。これをいかに削減するかが、給料日までを乗り切れるか否かを左右します。買い物へ行かない、行く場合は買うものを決めてから出かけ、店内をウロウロせず目的のものだけを買うのは基本のキです。

まずは冷蔵庫や冷凍庫、ストックしてある缶詰や乾物を確認して書き出します。これらを組み合わせて何が作れるかを考えるのです。材料からレシピを検索できるアプリなどを利用すれば、レパートリーが少ない人でもなんとかなるはず。ただし、レシピをそのまま作ろうとすると足りない調味料などが出てきてしまうので、参考にするのは食材の組み合わせ方。味は家にある調味料で工夫しましょう。

外出するとお金を使うことになりがちなので、こんな時は家の掃除、片づけをするのもおススメです。というのは、普段あまり片づけていない引き出しなどを掃除すると、忘れていたお金や金券などが出てくることがあるから。最近あまり着ていないジャケットやコートのポケットから、500円玉が出てきたらラッキー! ですよね。

ポイントやプチ稼ぎなど、イザというときに役立つ、日頃からの行動とは?

給料日前にお金が足りなくなることは、よほどキッチリ家計管理ができている人以外いつ起こってもおかしくありません。そこで、そんなときに備える習慣を身につけておくのも対策のひとつです。予備費として予算を確保しておければいいのですが、余裕が少ない家計の中ではなかなか難しいもの。そこで、すぐに現金化できるものをコツコツ貯めておくのです。

まずは各種ポイント。1ポイント単位で買い物に使えるものもありますから、日頃の買い物ではガッチリ貯めておき家計が厳しくなったときに使います。余裕があるときは500円玉貯金をするというのも、ひとつの手。残金が厳しくなったときは、ここから使います。

食費の上手な節約も、日頃から心がけておきたいことのひとつ。たとえば餃子やハンバーグなどは1.5回分の肉を野菜でカサ増しして2回分作り、1回分は冷凍庫へ。炒め物に使う肉は2割減にして冷凍しておき、月末はそれらをまとめてカレーやシチューに。家族にケチっていることがバレない程度に細かく節約すると、給料日前でピンチなときもあまり買い物をせず乗り切れます。

節約だけでなく、稼ぐという方法もあります。定期的に断捨離を兼ねて使わなくなったものをフリマで売ったり、アンケートサイトなどでプチ稼ぎをするのです。ただし稼いだお金は家計とは別にしておくこと。小さな金額のお金は財布の中へ入れてしまうと紛れてしまいますが、貯金箱などで貯めておくと困ったときはちょっとウレシイ金額になっていたりするものです。

お金が足りなくてもしてはいけないことは「借金」

念のため、給料日までのお金が少なくなっても「絶対にやってはいけないこと」を確認しておきましょう。それは、クレジットカードでの買い物、キャッシング、総合口座の自動借り入れ。これらを利用すれば、すぐにお金が足りない状況からは解放されます。でも、それは来月以降に先送りするだけ。低金利の今驚くような利息を取られます。

どんなに大変でも、とにかく頑張って給料日までを残金で生活してみましょう。一度やれば何とかできる自信がつきますし、そんなときのために予備費を用意しておこうという気持ちにもなります。大変な思いをすることは、これから上手に家計管理ができるようになるためには必要な経験と考えましょう。
(文:鈴木 弥生(マネーガイド))



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