お金に困らない人の財布って、どのようなものなのでしょうか? お金に関するスピリチュアル体験を通して独自の理論を説く、ベストセラー作家のはづき虹映(こうえい)さんに伺いました
好きなことをして好きなだけ稼ぐ! お金の流れを止めずに、常に循環させることでお金は自然に入ってくる! お金に関するスピリチュアル体験を通して、独自の理論を説く、ベストセラー作家のはづき虹映(こうえい)さん。考え方から財布の使い方まで、誰も教えてくれないお金の秘密とは? 人生が変わる、お金回りが良くなる、目からウロコのはづき流マネー哲学&実践法を紹介します!

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お金持ちの財布に共通することとは?

お金の器を大きくするためには、まず財布の使い方から始める。このことについて話してみたいと思います。

たくさんのお金持ちを見てきて、まず共通するのは、ほとんどの人が長財布を使っているということ。それから財布に余計なものが入っていないこと。領収書やメモ、ポイントカードなどお金以外のモノは基本的に入っていません。すっきりとしてきれいな長財布が、お金持ちの人の共通点です。

財布はお金が一時的に休むところ。ホテルのようなものだと考えてください。誰でもきれいでサービスのいいホテルに泊まりたいと思うでしょう。お金は循環して流れているエネルギーですから、心地よく一定期間留まってもらい、気持ちよく見送り、それによってまた戻ってくるようにしないといけません。

ところが二つ折りの財布だと、せっかく新札を入れても折れ曲がって癖がついてしまう。やはりお金にとっては窮屈で、いい環境とは言えませんよね。

お札以外のものは極力財布に入れない

また、お札以外のモノであふれている財布は、お金からしたら自分の部屋に知らない人が先に泊まっているようなものです。領収書だのポイントカードだので膨れ上がった財布には、お金は近寄ろうと思わなくなります。

カードもできるだけ減らすこと。私自身は極力クレジットカードは使いません。カードだとお金を使っている実感が希薄。ついつい使いすぎてしまう。ですから基本的に私は現金主義です。ポイントカードも、本当によく使う店のものに絞る。いろんなお店でカードを作ることを勧められますが、できるだけ断ります。そもそもお金持ちの人でポイントカードをたくさん持っているという人はいません。

それから、なかには開運グッズなどを財布に入れている人がいますが、それも必要ないというのが私の考えです。一番の開運グッズは現金です。どんな開運グッズよりも、お札、しかも新札が一番エネルギーを持っている。まとまった新札を入れておくことが一番の金運アップ、開運につながるのです。

財布はだいたい、年収の200分の1から300分の1くらいのものを目安に持つようにしましょう。年収が500万円の人なら2万円から3万円くらい。少し自分には痛いかなくらいの金額の財布を買う。あまりに安くても高すぎてもバランスがよくありません。

財布のグレードアップと育て方

財布も消耗品ですから1年2年で買い替えるようにする。その際前のグレードより少しアップしたものを買うことで、自分のマネーの器を大きくするように心がけましょう。買う時期は自分の誕生日がベスト。やはり自分が生まれた日は一番の節目になります。人生の節目で財布を買い替えること。

買う時も、できるだけ自分が気に入った店で買いましょう。どんなにモノが良くても、店員さんの態度がいま一つだったり、お店の雰囲気がいま一つの場合はそこでは買わないこと。雰囲気が良くて店員さんの対応も良く、いい気分で買えるお店で買う。また、ブランドうんぬんより、自分が見ていいなと思ったもの、ピンとくるものを選びましょう。

私がよく話すのは「財布の内側をよく見てください」と。一番は中に入るお札の居心地です。財布の外側も大切ですが、財布の内側の生地がいいものだったり、いい作りをしているものを選ぶ。

人によってはお金持ちの人に財布を買ってもらうことを勧めますが、私は必ずしも賛成しません。やはり自分の財布は自分で身銭を切って買うのが基本。もし買ってもらうなら、年収が自分とまったく違う尊敬する経営者の人。サラリーパーソンの場合は特に、課長や部長など自分とそれほど年収の差がない人に買ってもらっても、逆効果だと思います。むしろ恩を掛けてもらうことでいろんな制約を受けたり、相手の支配下に置かれてしまう可能性さえあります。

新しい財布を買ったらぜひやってほしいことがあります。10万円とか20万円とかまとまった金額のお金を入れる。一番最初に入れたお金の額がその財布のキャパシティ、器を決めることになるのです。できれば新札でまとまったお金を最初に入れること。最悪なのは、財布それ自体の値段より安い金額、しかも、しわくちゃの古いお札を最初に入れてしまうこと。財布自体のマネーの器が、最初に入れるお金の金額で決まってしまう。

入っているお金を財布自体の値段以下にしないというのは、その後使っている時も一緒です。入っているお金が少ないのは、まさにその財布が外見だけで、まさに中身がないことになる。ハリボテの財布になってしまいます。

そうならないためにも、新札でまとまったお金を入れておく。財布自体のマネーの器を育てていくことが、自分自身のお金の器を広げていく作業になるのです。

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教えてくれたのは……
はづき虹映(こうえい)さん

作家、兵庫県出身。関西学院大学・経済学部卒。大手百貨店で販売促進業務を担当後、独立。広告代理店・企画会社を設立し、順調に業績を伸ばすが、95年の「阪神・淡路大震災」を機に「こころ」の世界に目覚める。なかでも古代ユダヤに伝わる「カバラ数秘術」をベースに、独自のアレンジを施した運命診断法として「はづき式数秘学(誕生日占い(c))」を確立。「コワいほど当たる」と話題に。現在、ブログ、メルマガ、セミナー、講演会などを通して、恋愛・仕事・人間関係に至るまで、様々な問題解決のサポートをする。

また作家として「占い」「スピリチュアル」「お金」「仕事」「恋愛」「人間関係」「子育て」「自己啓発」「生き方」など幅広いジャンルの著作を持ち、累計は60冊以上、175万部を超えるベストセラー作家でもある。『誕生日占い』(中経出版)、『2週間で一生が変わる魔法の言葉(じゅもん)』(かんき出版)、『男の占い』(ATパラリケーションズ)、『貯めなくたって大丈夫』(宝島社)、『すごい片づけ』(河出書房新社)など著書多数。

取材・文/ビルドゥングス
(文:あるじゃん 編集部)