東海カーボン、アルミ精錬部材の独社を1000億円で買収
2019/6/17 19:30
東海カーボンは17日、アルミ精錬用の部材を生産するドイツの炭素製品メーカー、コベックス(ヘッセン州)を買収すると発表した。取得総額は純有利子負債を含めて約1000億円。自動車や航空機の軽量化でアルミの採用が広がり、精錬に使う部材の需要が伸びている。コベックスが強い同分野の技術や販路を獲得し、主力の黒鉛電極に次ぐ事業の柱に育てる。
7月下旬までに欧州の投資ファンドからコベックスの全株式を取得し、完全子会社にする。
コベックスは炭素材料からアルミ精錬用の正極材を生産している。同製品での中国を除く地域でのシェアは世界首位だ。アルミ精錬用の部材に加え、高炉に使う耐火レンガなども手掛ける。
ポーランドに2工場を持ち、アルミ精錬用の部材を含む炭素黒鉛製品の生産能力は年間7万トン。2018年12月期の連結売上高は2億3400万ユーロ(約298億円)、営業利益は7000万ユーロ(約89億円)だった。
東海カーボンは今回の買収でアルミ精錬用部材に参入するほか、両社が強みを持つ炭素材料などの製品や技術を共有。販路を相互利用するなどの効果も見込む。長坂一社長は同日、「建設や自動車分野でアルミの成長率は非常に高い。(黒鉛電極に次ぐ)成長の柱をもう1つつくりたい」と話した。
東海カーボンの18年12月期の連結売上高は前の期比約2倍の2313億円、営業利益は同約6倍超の752億円だった。営業利益の約7割を電炉に使う黒鉛電極が占める。欧米の電炉メーカー向けに需要が伸びた。黒鉛電極の価格も中国などでの需要の増加で世界で高騰したため同社の収益を押し上げた。
一方、足元では黒鉛電極の価格は落ち着きつつある。需要は国内外で引き続き旺盛だが、新たな収益の柱づくりが課題となっていた。
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