サッポロとサントリー、軽量缶で協力 コスト減狙う
2019/6/17 18:00
ビール大手が販売以外の分野で協調する動きが広がってきた。サッポロホールディングス(HD)が2022年までにビール缶を国内最軽量の缶に切り替え、サントリーホールディングスがこの軽量化技術を一部に採用する。開発コストや使う資材の量を減らし、二酸化炭素(CO2)の削減にもつなげる。ビール各社は共同輸送で手を組んできたが、軽量缶の普及でも協力する。
サントリー食品、家庭向けペットボトルコーヒーを拡充
2019/5/27 17:14
サントリー食品インターナショナルは27日、家庭向けのペットボトル入りコーヒーの新商品を発表した。豆にこだわってプレミアム感を強調した商品と、牛乳で割って飲むカフェインレスの商品を売り出す。いずれも缶コーヒーで人気の「ボス」ブランドを冠し、ペットボトルに入れて家庭用の需要を開拓する。
28日に新商品「プレミアムボス コーヒーハンターズセレクション」を発売する。750ミリリットル入りで、味は「無糖」「甘さ控えめ」の2種類。価格は税別298円。競合品に比べるとやや高めの価格設定だが、豆や製法へのこだわりを訴える。
コーヒー豆の輸入販売を手がけるミカフェート(東京・港)の社長で、世界各地の農園を巡り、「コーヒーハンター」の異名をもつ川島良彰氏と共同で商品化した。コロンビア産の高級豆を使い、配送中も一定の温度を保って風味を落とさない工夫を凝らした。
同日の商品発表会で、川島氏は「コーヒー飲料は、こだわり次第でまだまだおいしくなることを、多くの人に知ってほしい」と話した。
7月には牛乳で割って飲むコーヒー飲料「ボス ラテベース」に、カフェインレスの商品を追加する。340ミリリットル入りペットボトルで、1本でコップ7杯分の飲料ができる。2016年に発売したカフェイン入りのタイプが好調で、品ぞろえを増やす。
サントリー食品によると、国内のコーヒー消費は、抽出して飲むタイプなど6割を家庭内が占める。テレワークにより在宅で仕事をしたり、働き方改革で帰宅時間が早まったりと社会が変化するなか、家庭向けの商品を充実させる。
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