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 日本の税制では、フリーランサーになると給与所得控除を使えなくなるので、同じ仕事をしていても税負担が重くなることが多い。しかも、費用を積算する面倒な作業が必要だ。
 フリーランサーとしての働き方を促進するには、税制を改正し、「フリーランサー控除」のような仕組みを作る必要がある。

フリーランサーになれば、
税務申告する必要がある

 フリーランサーになったときにまず頭が痛いのは、税務申告をしなければならないことだ。
 サラリーマンを続けている限り、税務申告の作業に悩まされることは、ほとんどない。多くの場合に、源泉徴収と給与所得控除と年末調整で、ほぼ自動的に税務処理が終了し、格別の作業をする必要がないからだ。
 ところが、フリーランサーになって給与所得ではない形で所得を得るようになれば、税務申告をする必要がある。