社会人の飲み代は史上最低額の2,860円! OL達の外食節約術
新生銀行の調査によると、社会人の飲み代の平均額は1回2,860円とのこと。これは調査史上最低額だそうです。
みなさんの平均額と比べていかがでしょうか?
働く女性たちに飲み代の節約術をリサーチしてみました。

サラリーマンの飲み代が3,000円以下に!

新生銀行が発表した「2012年サラリーマンのお小遣い調査」(※1) によると、仕事後の飲み代は2,860円(前年比-680円)という、1999年以降の最低額となってしまいました。わずか3年前の2009年は5,170円だったことを考えるとかなりの下落です。
また、外食回数は月に2.4回。1か月の平均外食費は6,943円という結果に。仕事のあとに飲みに行く、というのはレアなイベントになりつつあるようです。
この値段、実は年齢が上がってもさほど変わりません。20代の飲み代は2,870円で月3.1回。30代は3,140円で月2.2回。40代は2,620円で月2.1回です。
ちなみに、未婚者の場合は、飲み代が2,600円で月3.1回の外食。既婚者になると、飲み代は3,050円ですが月1.9回にまで外食回数が減りました。
どんな立場にいる社会人でも、およそ3,000円前後で飲み代をまかなっているようです。290円均一居酒屋などが流行する理由もうなずけます。

賢いOLさんの飲み代節約術

そんな最近の外食事情。
働く女性たちに「飲み代」を節約するワザをリサーチしてみました。
●OL飲み代節約術 その1:もっぱら家飲み
「あまり居酒屋に行かないけど、その分家に集まって飲んでいる。お店じゃないとグラスが空いたからって次々頼まないので、悪酔いしなくなった(笑)節約だけじゃなくて、お酒で後悔する人にこそ家飲みがおすすめ」(27歳/IT)
●OL飲み代節約術 その2:アラフォー独女さんを確保
「給料も全然上がらないし、学生時代より食生活が貧相になった。焼肉とか年に数回食べられればいいご馳走。だからご飯奢ってくれる先輩に必死に媚び売ったりしている。最近は男性よりも女性の先輩のほうがおごってくれる。『女子会しましょうよ♪』とか言うと、独身40代はうれしそうについてくるから扱いやすい」(26歳/広告代理店)
●OL飲み代節約術 その3:レジャー合コンが活性化
「お金もないけど仕事が忙しくて、平日は飲みに行くヒマがない。合コンの予定もさっぱりなくなったなと思った。でも最近はみんな工夫して『BBQ合コン』『花火合コン』『美術館合コン』みたいな、遊びとくっつけたレジャー型合コンを企画しだした。短い時間で無駄に飲み会しても次につながらないから、このほうが効率いいと思う」(30歳/印刷会社)
●OL飲み代節約術 その4:駄菓子屋の感覚で
「会社帰りに同僚と軽く飲みに行くときは予算を1,500円に設定している。お通し代なしの焼き鳥屋とかで、1本ずつ金額を計算して頼むのが超楽しい。回転寿司の日もある。なにかに似てるな~と思ったら、駄菓子屋で予算内のお菓子を選ぶ感覚に似てた」(25歳/リース会社)
少ないお小遣いのなかで工夫しているうちに、飲み会そのものが新しい形に進化しているようです。
節約も楽しみながら。
それが今の外食の形なのかもしれませんね。
Written by 浅川有紀