2018年の冬ボーナス使い道ランキングを紹介します。この冬のボーナスは、前年より増えたという調査がでています。使い道はどう考えている人が多いのでしょうか?
2018年のボーナス、この使い道はどうなっているのでしょうか? 最新ボーナス使い道ランキングを紹介します。2018年の民間の冬ボーナスは前年より増えているようです。ボーナスを手にした人はどうするのでしょうか?

2018年冬ボーナスの使い道は?

年に2回受け取るボーナスは、会社員や公務員にとっては自分へのご褒美のようなもの。使い道をあれこれ考えるのが一番楽しい時かもしれません。とはいっても、大切なお金。みんなは何に使っているのでしょう?

株式会社ロイヤリティ マーケティングが発表した「第31回 Ponta消費意識調査 2018年10月」のデータを元に、ボーナスの使い道をみてみましょう。

使い道トップ3:預貯金、旅行、外食


ボーナスの使い道のトップは「貯金・預金」で37.3%。どの調査結果でも、預貯金は1位となっています。まとまったお金が入ったら、まずは貯金ということですね。とはいっても、3割強の回答は少し少ない気もします。金額の多少に関わらず、一部は貯金と考えたいものです。

2位は「宿泊を伴う旅行」で9.9%。1割の人は旅行を考えているようです。3位は「外食」5.5%となっており、2位3位は、モノではなくサービスとなりました。続いて、「衣服」「食品」と毎日の生活への補填とも思えるものがランクインです。6位7位は「財形貯蓄」「ローンや借入の返済」となり、貯蓄と返済となりました。

「ローンや借入の返済」が3.1%というのは少ない結果に見えますが、同調査では14年3.7%、15年2.7%、16年2.8%、17年2.5%と推移しています。この4年ではローンの返済が上昇傾向となっています。

「支給されない・わからない」が46.2%も

そして注目したいのが、「支給されない・わからない」が46.2%もあるところ。14年42.7%、15年40.0%、16年40.0%、17年43.5%と過去5年でも一番高くなっています。アンケートの母集団によるところも大きいでしょうが、この割合が増えているのは確実のようです。ボーナスの使い道を考えられるだけでも有難いところです。

預貯金用途:40代以降は老後の備え

ボーナスの預貯金の用途を見ると、20、30代は「将来の消費への備え」が、40、50、60代以上は「老後の生活への備え」が一番多い答えとなりました。やはり、30代まではマイホームや教育費のために預貯金し、40代以降は自分たちの老後のためと変化しています。

半分以上を預貯金が56.8%

ボーナスから預貯金したい人は、ボーナス全体のどれくらいを預貯金にまわすのでしょうか?

◆ボーナスの支給金額のうち、貯金・預金したい額の割合 「Pontaリサーチ」調べ
・「25%未満」 13.7%
・「25%~50%未満」 29.5%
・「50%~75%未満」 28.4%
・「75%以上」 28.4%

半分以上を預貯金したい人はあわせて56.8%と、預貯金したいと思う人の6割近くがボーナスの半分以上を貯蓄にまわすようです。預貯金をしっかりしようと考えている人は、金額もしっかり貯めているようです。

ボーナスと一言でいっても、支給額の差は大きいものかと思います。何割かはしっかり貯蓄をして、残りは普段体験できないようなこと、買えないような物などに使うというようなメリハリある使い方ができればよいですね。
(文:福一 由紀(マネーガイド))