NTN、美瑛町農協・沙留漁協に発電システム寄贈
2019/6/4 19:44
ベアリング大手のNTNは美瑛町農業協同組合(北海道美瑛町)と沙留漁業協同組合(同興部町)に発電システム「グリーンパワーステーション」を寄贈した。両組合はグリーンパワーステーションの寒冷地実験に協力していた。災害時の非常用電源としても活用でき、NTNは農協や漁協、自治体への普及を拡大する考えだ。
同システムは風力と太陽光で発電する高さ約6メートルの小型発電所。電力を蓄え、発光ダイオード(LED)照明として使えるほか、携帯電話を5台同時に充電できる。
すでに温暖な地域で販売しているが、寒冷地での使用に耐えられるかが課題だった。美瑛町農協と沙留漁協の協力で耐久性などを調査し、4月に実験を完了した。見つかった改良点は反映して寄贈する。寒冷地での使用に耐えることがわかったため、北米などへの販売も検討するという。
風力と太陽光さえあれば昼夜問わず発電できるため、災害時の非常用電源としても利用できる。NTNの石川浩二執行役員は「ブラックアウトなどの被害をかなり軽減できる」と話した。
NTNの災害用電源、風・水・光で発電
2019/5/31 17:09
NTNは31日、災害時に風力や太陽光、水力で発電するコンテナ型の電源装置を発売したと発表した。ベアリング技術を生かした効率のよい風力発電装置や水車などを組み合わせた。被災地に運べば、約5分で発電を始める。1日に最大2千台のスマートフォンを充電できるという。自治体に災害時の備えとして提案する。
コンテナに小型の発電装置や蓄電池を盛り込んだ。水車は水路に設置するだけで緩やかな水流でも発電する。食料も備蓄できる。価格は1台500万円程度。大型の製品も開発し、2025年度に50億円の売り上げを目指す。
東証1部上場のベアリング製造大手「NTN」は、2019年3月期決算短信を発表し、当期純損益が69億5800万円の赤字に陥ったことを明らかに
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