同じようにアドバイスをしていても、順調にお金が貯まる人と貯まらない人がいます。この違いは、収入の多い少ないではありません。その人の習慣が大きな鍵を握っているのです

お金を上手に貯められるようになった人を見てみましょう

貯められる人と、貯められない人の違いを説明する前に、分かりやすい成功例を見てみましょう。おこづかい帳を25年つけていても全くお金が貯まらず、ご主人にあきれられたというマキさんという方がいました。

お金の面談後、貯められなかったマキさんは「貯められる人」になりました。私が厳しく管理をしたわけでもなく、やらないとひどいことになる!と脅したわけでもありません。マキさんが「貯められたポイント」をまとめてみました。

・「貯めたい!私にもできそう!」と自然に思えたこと
・「宿題を実行」(貯める仕組みを、できるだけ早く実行)
・「買い物もする、貯めなきゃ!という強迫観念がない」
・「生活習慣が変わった」

どうですか? 一見、特別なことはなさそうですが、ここに大きなヒントが隠されています。最初の「できそう!できるかも!やってみたい!」という気持ちはとても大事です。その気持ちがさめないうちに、マキさんはすぐに行動します。そして、「お金を貯めたい!」というワクワク感を持ちながら、買い物もして上手にストレスをコントロールしています。そして、最終的には生活習慣まで変わりました。

ところが、貯まらない人は次のように考え、行動します。

お金が貯まらない人の考えと行動とは?よく言うセリフ

・「私には無理だ~」
・「○○さえあれば、できるのに」(だんなが協力してくれればできるのに)
・「分かった、でも今は時間がない」
・「お金がないから○○だ」
・「今までと変わらない毎日」

1つでも思い当たる物があれば、いくらマネー本やマネーサイトを読んでも「貯まらない人」のままで、マキさんのようにお金美人になるのは遠い先です。とてもまじめな人でも、ここに気づかないと、万年初心者のお金が貯まらない人のまま時間だけが過ぎてしまいます。だれでも、毎月3万円ずつ貯めれば、3年で108万円貯まると言うことは分かっています。「分かる」と「できる」の違いが、大きいのです。

分かっていて、知っていても、できるように行動しなければ、なにも変わりません。貯まらなかったマキさんも、お金を貯めてハワイに行きました。行動を起こしたのは私ではなくマキさんです。私は行動を起こせるようにお手伝いをしただけです。お金を貯めて1億円にしたとしても、すごいのはFPではなくその行動を起こしたお客様です。