トヨタ紡織は27日、マツダ系の自動車用シートメーカー2社と米国でシートを共同生産すると発表した。
 トヨタ自動車とマツダが2021年の稼働に向け、米南部アラバマ州に完成車工場を建設する計画に対応する。来日中のトランプ米大統領に米国生産をアピールする狙いもあるとみられる。
 トヨタ紡織の米地域統括会社と、ともに広島県内にあるマツダ系のデルタ工業、東洋シートの共同出資会社が年内に、アラバマ州に新会社を設立する。資本金は6000万ドル(約66.5億円)で、両社が折半で出資する。