妻と娘と3人暮らしの55歳、年収1300万円でも家計はギリギリ。家計の見直しは可能でしょうか?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

妻と娘と3人暮らしの55歳
年収1300万円でも家計はギリギリ

 今回ご相談をくださったのは、年収が1300万円もありながら「家計が厳しい」という55歳の男性です。これほどの年収でやりくりが厳しくなるのは、なぜでしょうか?
【相談内容】
<相談者の家族構成と年齢>
Eさん(ご本人・夫)55歳
妻(無職)47歳
娘(都立高校2年生)16歳
<世帯収入(年収)>
給与所得のみ額面1300万円
※大手損害保険会社勤務(32年間)
なお、年収は今後以下のように低減します。
・2020年(56歳時):1000万
・2021~2023年(57~59歳時):870万円
<貯蓄>
貯蓄額160万円(年間)
貯蓄残高約1000万円
<月間支出>
上記貯蓄支出額以外全て
<投資額>
DCファンド 約1000万円 
持ち株 27万円(年間)
<60歳時点での退職金>
3000万円
<具体的なお悩み>
 深野康彦さんの記事「50代前半で早期退職できる人、できない人の決定的な違い」、とても興味深く読みました。願わくは我が家をジャッジしていただきたいと、メールさせていただきました。どうか検討いただけると幸甚です。
 現在は妻に全てお任せの状態であり、妻は常に「家計のやりくりがつらい」とこぼしています。家計のやりくりを一緒に見直しながら、以下のような生活設計をきちんと考えたいと思っています。
 ・残り短い就労(正社員)期間
 ・娘が成人になるまでのサポート
 ・退職以降(老後)の夫婦生活
 ・勤労の継続
 ・妻の両親のサポート