なぜかは分かりませんが、お金持ちの人を見ると、「ズル賢そうだな」「性格悪そうだな」と思うことがあります。そこで、科学的に見て、本当にそうなのかを調べてみました

「お金持ち=ズル賢い」「お金持ち=性格が悪い」というイメージ

なぜかは分かりませんが、お金持ちの人を見ると、「ズル賢そうだなー」「性格悪そうだなー」と思うことがあります。ぼくの友人でも、「お金持ちって、ズル賢くて、性格悪いよね」なんて話で盛り上がる人がいます。ですが、そもそもぼくは、何百人、何千人のお金持ちにあったことがありません。ぼくの友人も、きっとそうでしょう。でも、なぜか「お金持ち=ズル賢い」「お金持ち=性格が悪い」というイメージを持たれている気がします。

もし、「お金持ち=ズル賢い」「お金持ち=性格が悪い」というのが間違いだったら、お金持ちの人たちは、とんでもない思い違いをされていることになります。そんなことは、あってはいけませんよね。そこで今回は、科学的に見て、「お金持ちは本当にズル賢くて、性格が悪いのか?」を調べてみました。

お金持ちはズル賢いのか?

まず、「お金持ちはズル賢いのか?」という点について、論文を漁ってみました。気になるものとしては、Lex Borghansらの研究(参考文献(1))が面白いと思います。彼らの調査によると、「IQが高いと、少しくらいは収入が増えるかもね」という程度の効果が見られました。

しかし、論文を読んでみた限り、そこまで大きな効果が出ているか?と言われると、そんなに大きな影響は出ていないようです。「IQの高さ=ズル賢さ」という訳ではありませんが、仮にそうだったとすると、別にズル賢くても、お金持ちになれるかどうかは決まらなそうです。

この研究結果を踏まえ、「お金持ち=ズル賢い」という意見は、気のせいなんじゃないかな?と思いました。