貧乏体質な人がお金持ちを目指すには、どのようにモチベーションを維持したらいいのでしょうか。本を読むこと、仲間を作ること、上質な経験をすることなど、三日坊主で終わらないお金持ち習慣を維持する方法について解説します

貧乏サラリーマンを脱出する!3つの「やる気」維持方法とは

なかなか資産が増えない貧乏体質な人が、お金持ちになる習慣を続けるための方法を、今回はお教えしたいと思います。

1つは本を読むこと。本を読んで知識が増えれば、知らないことがたくさんあることがわかり、より知的好奇心が刺激されます。それは貯金や投資だけでなく、本業にも良い影響を与えるでしょう。反対に、貧しい人は本を読みません。

2つ目は、同じ目標を持った仲間をつくることです。情報交換をすればそれが刺激になり、モチベーションが続きます。近くにいなければ、ブログなどで情報発信してみましょう。続けていれば読者がつき、コメントやフィードバックをもらえ、やはりそれが刺激になります。

3つ目は、ときどき上質な経験をすることです。たとえば一流ホテルに泊まる、高級ラウンジでお茶をする、ラグジュアリーな旅行をしてみる。すると、日常的にこういう経験ができる自分になりたいという欲求が呼び起され、それが努力へのモチベーションになります。

ただし貧乏体質な人が陥りがちなのが、たとえば「よし、節約と貯金するぞ!」などという決意をするところまではよいのですが、かなり高いハードルを自分に課してしまうことです。

ダイエットと同じで、無理な節約や貯金はリバウンドを生みます。たとえば「こんなにがんばったんだから自分へのご褒美」などと言い訳して散財し、それが結局はモチベーションダウンになってしまう。もし「自分はそういうところがあるかも」と思ったら、モチベーションに頼るのではなく仕組みに頼ることです。

たとえば職場に財形貯蓄制度や企業年金制度があれば、それに加入することで給与天引きゆえに強制的にお金が貯まります。もはや「いくら貯めよう」などと思わなくても最初から貯めておけるため、極端な話、手取りはすべて使ってしまっても構わない。そう考えると気が楽になるのではないでしょうか。

職場にそういう制度がないなら、たとえばイデコやつみたてNISAなどを個人で加入する。特にイデコは掛け金全額が所得控除されて節税になり、60歳まで引き出せませんから、計画性などまるでない人でも老後資金の確保が可能です。

つみたてNISAも、たとえば今後も経済成長が期待される米国株のインデックスファンドを選んでおけば、難しいことは何も考えずにお金が増やせます(その可能性が高い)。

ただし、たまに「保険貧乏」という人がいるとおり、不安感が強すぎて無理して大きな掛け金を設定し、日々の生活が苦しいというパターンに陥る人もいます。

貯金のために毎日が綱渡りというのは本末転倒なので、そこは気を付けたいところです。