自らが発する口癖のせいで貧乏から抜け出せない…、そんなことってあるのでしょうか。無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者で、学歴やコネが無くても年収1,000万円になれるスキルをセミナー等で多くの人に伝えている佐藤しょ~おんさんは今回の記事で、たとえお金がなくても「私はビンボー」と宣言するのはNGと力説し、その理由を記しています。

自分をビンボーだと言わない勇気

資本主義社会に於いてはおカネという存在は巨大で、これを考えずに生きていくことはなかなか出来ません。都会では喉の渇きを癒すために、ガソリンの2倍の値段を払って飲み物を買うことを余儀なくされているんですから(良く考えたらこれってスゴい話ですよ)。
そしてそんな資本主義社会で、経済的にあまり上手く行っていない人は口癖のように(実際に口癖になっているんですが)、
おカネがないから私はビンボーだから生活に余裕がないのでご飯を食べるのに精一杯なので
みたいなことを言い続けるんですね。
私のセミナーの受講生でも、この言葉を枕詞のように使って、おカネがないことを理由に自分は変われないのだと主張する人が、いつでも一定数いるんです。私はセミナーの受講生にはそれなりに責任と繋がりを感じているので、非常に厳しく対処するわけですよ。つまり、私の前でそのセリフを吐いたら、
 ● それはNGワードだから決してクチにしないこと!
と強く諫めるんです。
言われた方は意味分かりませんよね。だって本当にビンボーで生活が苦しいから、それを正直に吐露しただけなのに、なんで叱られなきゃならないんだ?という顔をします。ま、それが分からないからこのNGワードを言い続けて、その結果さらにビンボーになっているという現在があるんですけどね。
自分がビンボーだと言えば言うほど、あなたのビンボーは固定化するんです。ビンボーって存在ではなくて状態、ステータス、一時的な有様なんですが、ビンボーな人はこれを「存在」だと考えているんですね。つまり、
 ■ 私イコールビンボーな存在なのだ
と考えるんです。存在は外部からエネルギーが加わらないと有様が変化しませんから、結果としてずっとビンボーが続くということになるんです。これをビンボーの固定化といいます。
そうならないためには、自分がビンボーだということを視野から消し込んで、言葉でもこれを言わない、そう思わないということが重要になるんです。
というか、良い大人が人前でおカネがないとか、ビンボーだとか言うことの方が常軌を逸していると思いませんか?そんなこと言われて、相手が同情するとか、おカネを恵んでくれるとかすると思います?言えば言うほど、まともな人はあなたから遠ざかって行きますよ。だって、オレはビンボー、私は不幸なのと言い募る人と接触して、何か良いことがあると考えられますか?まともな人は距離を置くに決まってますよね。それでも近づいて来るのは、そんなビンボーなあなたからさらに何かを毟り取ってやろうとする悪いヤツか、あなた以上にビンボーで不幸な人が傷を舐め合うために集まって来る、くらいだと思いますよ。
だからどっちにしても、ビンボーだと自分が宣言することで良い事なんて全くないんですよ。それがオトナってモノですから。
「貧すれば鈍する」という俚諺がありますが、このスタート地点はいつもの口癖ですから。ビンボーだと言わないだけで、ドツボの人生から脱出出来る可能性が高まるんですから、そういう状態にいる人は是非欺されてマネしてください。
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