金利40倍も!2018年冬のボーナス金利キャンペーン
お金を貯めたいなら、ボーナスキャンペーンの活用も検討する
夏と冬のボーナス時期に、金融機関ではボーナスキャンペーンを実施し、定期預金金利の上乗せなどがあります。ただ、マイナス金利政策が導入されてからは、かなり縮小傾向にあり、キャンペーン実施も少なくなりました。またキャンペーンとせず、常時、一般の銀行より高めの金利を提示しているところもありますので、あきらめることなく少しでもオトクにお金を預けることが大事です。現在、一般の銀行では、定期預金金利は1年0.01%。100万円を1年預けても利息はわずか100円(税引き前)。これではボーナスが振り込まれ、普通預金口座に預けっぱなしでもたいして変わらない、という気持ちになるのも無理はありません。しかし、ボーナスなどのまとまったお金は、きちんと別の口座に預け替え、貯蓄の目的を明確にしておくことが必要です。
その際、少しでも金利がいいところに預けることができればベスト。これから口座開設の手続きをしても間に合う金融機関もあるので、自分にとって使い勝手のよい銀行を選んで、預け替えにチャレンジしてみてください。
ボーナスキャンペーンを賢く使えば、金利40倍も!
数が少なくなりましたが、現在(2018年12月6日現在。金利はいずれも税引き前)、キャンペーン金利を実施している主な金融機関は次のとおりです。これから口座開設をする人は、年明けまでキャンペーンが続くものを検討するといいでしょう。また、紹介するなかで最も金利の高い大和ネクスト銀行は、預入金額が300万円からとかなりハードルが高いので、他で預けている定期預金とボーナスの合わせ技などが必要でしょう。▼大和ネクスト銀行「新規限定 冬の特別金利キャンペーン」
●特別金利 年0.40%
●預入金額 300万円以上1円単位
●預入期間 1年
●対象期間 2018年12月3日(月)~2018年12月28日 (金)
※新規に口座開設した「ダイワ・コンサルティング」コースの個人のみ。取引店での申し込み
▼あおぞら銀行インターネット支店「あおぞらネット定期 冬金利アップキャンペーン」
●特別金利 年0.25%
●預入金額 50万円以上1円単位
●預入期間 1年
●対象期間 2018年11月1日(木)~2019年1月31日(木)
▼じぶん銀行「冬の特別金利キャンペーン」
●特別金利 年0.20%
●預入金額 1円以上1円単位
●預入期間 1年
●対象期間 2018年12月5日(水)~2019年1月31日(木)
▼ソニー銀行「円定期特別金利」
●特別金利 年0.15%
●預入金額 1万円以上1円単位
●預入期間 6カ月、1年、2年
●対象期間 2018年12月3日(月)~2019年2月28日(木)
▼楽天銀行「円定期預金 冬のボーナスキャンペーン」
●特別金利 3カ月もの年0.11%、1年もの年0.13%
●預入金額 1000円以上1円単位
●預入期間 3カ月、1年
●対象期間 3カ月もの:2018年11月20日(火)~2018年12月19日(水)
1年もの:2018年11月20日(火)~2019年1月15日(火)
常時、金利が高いネット系、地銀のネット支店も要チェック!
キャンペーンを実施しないまでも、常時、金利が高い銀行があります。地銀のインターネット支店は、預け入れの条件が限定的であったり、上限額が決まっていたりしますが、常時、金利が一般の銀行より高いので利用価値は高いでしょう。紹介した地銀以外にも、数多くの地銀インターネット支店があるので、地元にこだわるなら一度チェックしてみるといいでしょう。さらに、信用組合やJAバンクでは、年0.5%など高い金利のところもあります。地元在住、在勤者に限られる場合がほとんどですが、近くに店舗があれば利用しやすく、預け先の候補としては優先順位が高くてもいいでしょう。
▼香川銀行セルフうどん支店「超金利トッピング定期預金」
●金利 年0.27%(1年もの)
●預入金額 10万円以上1円単位。100万円まで
「金利トッピング定期預金」
●金利 年0.20%(1年もの)
●預入金額 10万円以上1円単位
▼愛媛銀行 四国八十八カ所支店「100万円限定だんだん定期預金」
●金利 年0.27%(1年もの)
●預入金額 100万円
「10周年記念キャンペーン」
●キャンペーン金利 年0.25%(1年もの・300万円以上の場合)など
▼トマト銀行ももたろう支店「スペシャルきびだんご定期預金」
●金利 年0.25%(1年もの)
●預入金額 1万円以上1円単位。100万円まで
「きびだんご定期預金」
●金利 年0.20%(1年もの)
●預入金額 1万円以上1円単位
▼静岡銀行インターネット支店「定期預金」
●金利 年0.11%(1年もの)
●預入金額 1万円以上1円単位
▼オリックス銀行「eダイレクト預金」
●金利 年0.1%(1年もの)
●預入金額 100万円以上1円単位
投資信託や外貨預金などとセットで高金利になる商品には注意
ボーナス時期などの預け入れで注意が必要なのは、これまで紹介したキャンペーンのように、「円定期」のみで特別金利を提示しているのではなく、投資信託や外貨預金などとセットで高金利になるというパッケージ商品です。一見すると、金利の高さに魅力を感じてしまいますが、投資商品とセットになっているため、運用次第では、定期預金の金利どころか損失が出てしまう可能性もゼロではありません。こうしたパッケージ商品は、よく理解して利用するようにしましょう。いずれにしても、キャンペーン金利などを上手に活用するには、前回、ボーナスキャンペーンは実施されたかなど、情報を事前にキャッチし、あらかじめ口座開設の手続きをしておくことも大事です。ネット系の銀行は普通預金金利も高めなので、これを機に、一般の都市銀行の他にもうひとつ貯蓄用の口座を持つ、というような意識づけにつながればいいでしょう。
(文:伊藤 加奈子(マネーガイド))
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