初心者にもできる“放っておける”投資とは? 副収入でお金を増やす!
お金を稼ぐ。多くの社会人にとっては、一生付きまとう課題なのかもしれない。サラリーマンの生涯賃金は“3億円”という話もあるが、仕事の忙しさや給与も人や会社によってバラバラで「今よりわずかでも稼げるようになれば、生活もちょっと楽になるのに…」と考えている人たちも少なくないはずだ。
一方で、最近では企業が副業を解禁する流れもあるが、給与以外でどのように副収入を得ればよいのかを学ぶ機会は少ない。そんな人たちのためになりそうなのが、複数の収入源を持つよう提案する書籍『日本人のためのお金の増やし方大全』(ロバート・G・アレン/フォレスト出版)である。
複数の収入源を持つ最大の目的は「経済的自由」を獲得することだという。理想とするべきなのは「一生型収入」で、それが実現できれば「1日24時間、寝ている間さえも止まることのない収入の流れ」を築くことさえできると著者は主張する。
例えば、株式投資はそのための手段のひとつだ。イメージでいえば、日々変動する相場の流れをじっと眺める必要があるようにも思えるが、私たちが大切にすべきポイントは「良い株の選別」「買うタイミング」「売るタイミング」をみきわめるという、きわめてシンプルなもの。さらに、著者は株式市場で稼ぐために押さえておくべき3つの鉄則を紹介している。
1.長期にわたって投資するほど、リスクは小さくなる
著者がすすめるのは、株を買ってから少なくとも25年間は持ち続けるという方法だ。時折、ニュースでも“株価が暴落した”という話題を目にするが、それはあくまでも期間の差はあれど一時的なものにしか過ぎない場合が多く、反対に、長期間にわたり株を持ち続ければ損失を出す確率を減らすことにも繋がる。
著者がすすめるのは、株を買ってから少なくとも25年間は持ち続けるという方法だ。時折、ニュースでも“株価が暴落した”という話題を目にするが、それはあくまでも期間の差はあれど一時的なものにしか過ぎない場合が多く、反対に、長期間にわたり株を持ち続ければ損失を出す確率を減らすことにも繋がる。
短期間での売り買いではリスクが大きくなるため、長期間持つ意思がないのであれば「最初から株式投資など始めないこと」も選択肢のひとつだ。
2.打ち負かすことができないなら、仲間になれ
市場の流れに精通するプロの投資家ですら、相場で勝ち続けるというのは難しいことである。ならば、素人の投資家はもっと苦戦することが目に見えているが、そこで検討してみたいのが、日経平均株価などの経済指標に連動した銘柄へ分散投資できる投資信託「インデックスファンド」だ。
市場の流れに精通するプロの投資家ですら、相場で勝ち続けるというのは難しいことである。ならば、素人の投資家はもっと苦戦することが目に見えているが、そこで検討してみたいのが、日経平均株価などの経済指標に連動した銘柄へ分散投資できる投資信託「インデックスファンド」だ。
一つひとつの銘柄を吟味する必要がなく、初心者でも比較的分かりやすいといわれている。著者がすすめるのは「2つか3つ慎重に選んだインデックスファンドを買って、そのまま放っておく」という方法。長期的な資産として、必ずや支えになってくれるはずだ。
3.買うのが早ければ早いほど、より金持ちになる
相場は生きもので、日々刻々と状況は変わっている。株価といえば、安いときに買って高いときに売るイメージもあるが、じつは、この「マーケット・タイミング」と呼ばれる時期をみきわめられるのは、ほんの一握りの投資家しかいないという。
相場は生きもので、日々刻々と状況は変わっている。株価といえば、安いときに買って高いときに売るイメージもあるが、じつは、この「マーケット・タイミング」と呼ばれる時期をみきわめられるのは、ほんの一握りの投資家しかいないという。
そこで、押さえておきたいのが著者が紹介する「ドルコスト平均法」だ。方法はシンプルで、相場の上下に関係なく買い続けるということ。株価が下がっているときに買い控えてしまえば、状況が上向いたときに利益を手に入れられなくなるリスクもある。そのため、できれば「毎月の貯金の50%」を投資に回し続けるのが、地道ながらも有効な資産形成の手段だという。
本書ではこのほかにも、頭金なしで不動産を運用する方法や、人生の失敗を活かした情報ビジネスの始め方など、複数の収入を持つために必要なマインドやメソッドが凝縮されている。わずかでも生活を変えたい。そう思っている人たちにとっては、必ずや道標となる1冊だ。
文=キトウ・シュン
続きはスポニチアネックス
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