「お財布」はお金アイテムが集まる大切なツールです。この中身を見直し、最低限の現金とカード決済を使うことによって、お金が貯まる仕組みを作ります。

お財布の整理の方法とは?

お財布には必要なものだけを入れるのがお金が貯まる人になるコツです。

・小銭が多すぎて出すのが面倒。もういいやお札で払っちゃおう
・あれ~? 割引券あったはずなんだけど……
・はい、2000円。あら、診察券がはさまってた! はずかし~

こんな経験がある人は要注意。まずは、お財布の中身を全部出してください。ここでは「ポイントカード、診察券、レシート、お守り」といった、お金と直接関係のないものから整理します。

スタンプカード・ポイントカード

期限内にいっぱいにならないカード類は、最初から受け取らないか、お店ではにっこり受け取って、後で人にあげるなど、リサイクルに出しましょう。

スタンプカードやポイントカードの還元率は1~5%くらいなのですが、お金がもらえるわけではなく、貯まったポイントでそのお店で買い物をするので割引と同じです。

「ポイントが貯まるから」といってちょっとムダ使いをすると、あっという間にポイント分が吹っ飛んでしまいます。

さらに、ポイントカードがあると、遠くてもそのお店にわざわざ足を運びたくなりますので、あなたの時間もムダにすることがあります。お財布に入っているブティックのポイントカードは、衝動買いにもってこいです。

ふらっとお店に立ち寄ったとき、ポイントカードを持っていれば、買い物上手な気がしますが、もしポイントカードを持っていなければ、「今度ポイントカードを持って来て買おう」と考える時間ができます。

もし、気に入った商品が他の買い物好きさんに狙われそうなら、一晩お取り置きしてもらって冷静に考えましょう。

本当は、週に1度も使わないカードは入れないようにしたいのですが、難しい人は5枚までに絞って後はお家でお留守番。必要なときにお財布やバッグに入れましょう。

→ポイントカードは厳選して

診察券は通院している病院のものだけ

診察券を何枚も入れている人。通院している病院の診察券は必要ですが、その他の病院の診察券はお家に置いておきましょう。

急に診察を受けることになった場合も、診察券がないから診てもらえないということはありません。診察時間などはインターネットで調べればわかります。

→診察券は通院しているものだけ

レシートは1週間以上はためない

レシートを受け取ったら必ず確認し、お財布の決めたところに入れましょう。1週間以上ためないようにし、会社に出すレシートが多い人は、別のクリアファイルなどに入れましょう。経費が多い芸能人もそうしています。

お財布から出したレシートは、そこでもう一度見ます。時間をおいて見てみると「お菓子買いすぎ」とか「今週は出費が多かったから来週はお弁当を持って行こう」とか、いろんな気づきがあります。

この振り返りが大事です。自分の支出と気持ちをコントロールしなければ、お金は貯まりません。それには、「出費が多かった」と気づく必要があります。お金を貯めていることを忘れないために、レシートをお財布から出したときも、必ず見ましょう。

→レシートは2度チェック

お守り、写真などの小物は2つまでがルール

「大事なものは財布の中」と言わんばかりに、女性のお財布には、さまざまな小物が入っています。

ペットの写真、お守り、おみやげ、カエルの小物、鳥の羽、外国のコイン、小石etc……。中には、子どものお年玉がそのまま入っていたり、ヘアピン、札束を止めてある紙、ガムの包み紙など、大事なものとどうでもいいものが混在しているケースもあります。

そのままにすると、どんどん増えますので、お財布に入れる小物は2つまでと決め、後はお家でお留守番していただきましょう。

→縁起物は2つまで
(文:山口 京子(マネーガイド))