JDI最終赤字1086億円 売り上げ増も赤字幅は拡大
JDI 米アップルの支援などで400億円の資金繰り改善へ
2019/6/17 16:10
経営再建中のジャパンディスプレイ(JDI)の金融支援が二転三転し、混迷を極めている。17日、最大800億円を支援する予定の台中3社連合のうち、台湾電子部品の宸鴻光電科技(TPK)が交渉から離脱すると発表した。TPKの撤退で支援の枠組みは大きく揺らぐ。JDIは代替案を検討しているが、ファンド頼みが色濃く波乱が続きそうだ。
JDI、再建シナリオ迷走 総会直前に揺らぐ
2019/6/16 2:00
ジャパンディスプレイ(JDI)の再建シナリオが迷走している。台中3社連合の金融支援を受け入れる枠組みをめぐり14日、同日中をめどとしていた3社の内部決定について「決定内容の通知を受けていない」と発表した。18日を予定する定時株主総会の直前に、事業継続の前提となる枠組みが揺らいでいる。
ジャパンディスプレイが1200名を削減へ
東証1部上場でディスプレイ製造大手の「ジャパンディスプレイ」は、5月15日付で公表していた構造改革策の詳細を発表し、希望退職者の募集による1200名の人員削減
主力のスマートフォン市場において、中国メーカーの台頭やスマートフォンのライフサイクルの長期化で業績が悪化しているため、スマートフォン向けディスプレイの前工程を行う白山工場(石川県白山市)を一時稼働停止にするほか、茂原工場(千葉県茂原市)の後工程ラインを閉鎖する予定
対象となるのは原則として40歳以上の国内社員で、全従業員4635名の約4分の1に相当する削減数です。退職日は9月30日で、退職者には特別加算金を別途支給するほか、希望者には再就職支援を実施する予定
スマートフォン向けディスプレイを販売する中国の子会社において、数十名程度の人員削減を実施する予定です。加えて、持分法適用関連会社の「JOLED」への転籍も進める方針
JDI国内一部工場の休止検討 スマホ需要低迷で
東証1部上場でディスプレイ製造大手の「ジャパンディスプレイ」は、早期希望退職者の募集による1000名の人員削減を明らかにしました。
生き残りのためには仕方ない
人員削減の詳細な内容については、2020年3月期第1四半期中に公表するとのこと
国内外の従業員を対象として、2020年3月期第2四半期末までに実施する予定です。また、役員報酬や管理職などの賞与の減額も併せて実施する予定
主力のスマートフォン市場において、有機ELディスプレイへの移行や中国メーカーの台頭に加え、スマートフォンのライフサイクルの長期化により業績が低迷していることから、固定費の更なる削減が必要と判断し今回の施策を決定
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