お金が貯まる人と貯まらない人は、一体何が違うのか? 3つの行動パターンから考えてみたいと思います。
お金を貯めるために、節約を心がけている人は多いかもしれません。でもその方法は、本当にあなたに合っているのでしょうか?

あなたの生活の中に、お金が貯まりやすくなる3つの習慣を取り入れてみませんか。

習慣1:お金が貯まる人は整理整頓が上手い

日々の仕事に追われていると、部屋の片づけがおろそかになってしまうことがあります。部屋が片づいていないとどこに何があるのかが分からなくなり、本当はあるのに「ない」と思い、新たにモノを買ってしまうというパターンに陥りがちです。

たとえすでにあるモノを買ってしまった場合でも、消費できるモノならよいのですが、ハサミや爪切り、ドライバーなどの工具となると、壊れなければ一生使えます。1つあるのに、また買ってしまう。

これを繰り返してしまうと、使わないモノが増えてしまうだけでなく、改めて部屋の中を探してお目当てのモノを見つけたときに、「無駄遣いをしてしまったな」と残念な気持ちになります。

このような残念な気持ちにならないためにも、どこに何を収納しているのか「あるモノ」を把握し、すぐに手に取れるように整理整頓を心がける必要があります。

このときの収納のコツは、自分だけが分かるのではなく、一緒に暮らす家族全員がどこに何が置いてあるのかを分かるように収納することが大切です。

習慣2:食べ物は賞味期限・消費期限の長いモノを買う

お金を貯めたいと思う人の多くが節約を心がけており、生活の中で最も節約しやすいのが食費です。

そのため食品を購入するときにあえてスーパーの閉店間際に出向き、割引済みのお惣菜や賞味期限が迫っている商品を購入する人がいます。でもそれって、本当に必要なモノですか?

安いということばかりに目を奪われてしまうと、必要ではないモノまで買ってしまうことがあります。また、消費期限が迫っているモノの場合、結局食べ切れずに処分してしまったというのもよくある話。

これでは節約ではなく、無駄遣いをすることになってしまいます。特にシングルの場合、急に友達に誘われて外食をする、残業の後に飲みに行ってしまい家で食事をするのが減るなど、食材を使い切るのが難しいこともしばしば出てきてしまいます。

食材など、消費期限があるモノを買うときは、衝動的に見つけた安いモノを買うのではなく、いつも利用するスーパーのセール時期を把握。

食材を無駄にすることがないように賞味期限・消費期間の長いモノを購入した方が、結果的に無駄を省くことになり節約に繋がるのです。

習慣3:自分からコミュニケーションや挨拶を積極的にする

お金を貯めることと挨拶と何の関係が?と思うかもしれませんが、コミュニケーションの基本です。周囲の人と円満な関係を築けていければ、余計なトラブルに巻き込まれることは少なくなります。

そして何よりも、多くの人たちに好かれるようになりますので、「あの人なら」とお得な情報を知らせてくれる人も現れてきますし、職場でも良い印象を与えることができますので、上司から引き上げてもらえることも考えられます。

挨拶をされて悪い感情を抱く人はいません。某ファーストフード店の「スマイル0円」ではありませんが、挨拶というのはお金をかけることなく、周囲の人の支持を得られる最強のツール。毎日、自分から率先して気持ちの良い挨拶を心がけたいものです。

3つの行動はすぐに始められることばかり。ぜひ、試してみてください。
(文:飯田 道子(マネーガイド))