2019年10月権利確定の30万円以下で購入可能な株主優待銘柄の中から、業績や利回り、株主優待の使いやすさなどから考えたベスト3をご紹介します!

19年10月の株主優待30万円銘柄ランキング

10月権利確定の株主優待銘柄は32銘柄ありますが、その32銘柄の中で30万円以下で購入できる銘柄は26銘柄あります。世界的に株価が調整しているなかで日本株も少額で購入できる銘柄が増えてきていますね。

その26銘柄から利回りが高く、業績が堅調な3銘柄を選出し、ご紹介いたします!

※利回りを計算する上での株主優待の評価方法は、額面として記載されている数字を参考としています(一部筆者が推定)。予想配当+予想優待利回りはあくまでも参考としてご覧ください(2019年9月2日の終値で計算しています)。

第3位:泉州電業(東証1部<9824>)

予想配当+予想優待額面利回り:3.10%

【2019年9月2日株価】2599円
【株主優待獲得最低投資額】100株=25万9900円
【予想PER】9.5倍
【今期予想現金配当(1株あたり)】70円
【株主優待権利確定月】10月末
【優待内容】クオカード
100株以上:1000円相当のオリジナル・クオカード

第3位は泉州電業(東証1部<9824>)です。オーナー経営の電線専門商社となります。

今回は100株を購入し、1000円分のクオカードを獲得したケースを想定して利回り計算をしています(つまり株主優待は1000円で評価して利回り計算しています)。

株価は2018年から調整が続いていましたが、ようやく底打ちをしたところと思います。業績についても建設用ケーブルの需要拡大などで堅調な業績推移となってきており、株価的にも割高感がなくなってきた様子です。市場全体が調整したところなどで購入を検討できるとよいでしょう。

第2位:オリバー(名証2部<7959>)

予想配当+予想優待額面利回り:3.27%

【2019年9月2日株価】2110円
【株主優待獲得最低投資額】100株=21万1000円
【予想PER】12.9倍
【今期予想現金配当(1株あたり)】49円
【株主優待権利確定月】4月20日、10月20日
【優待内容】ジェフグルメカード
1000円相当のジェフグルメカード
※18年10月20日以降に起算して2年以上継続保有の場合は2000円相当

第2位はオリバー(名証2部<7959>)です。業務用主体の家具・インテリア大手企業です。

今回は100株を購入し、ジェフグルメカード1000円分を年に2回獲得したケースを想定しています(つまり、株主優待は2000円として評価し、利回りを計算しています)。

業績ですが、売上は拡大傾向にあるのですが、利益は横ばい~やや縮小傾向にあります。

一方ここ2年程の株価は2000~2400円のレンジを中心に動いており、時折大きく上昇したり、下落したりしています。株式市場全体が調整した時などに大きく下がったところで投資を検討できればよいと思います。

第1位:パーク24(東証1部<4666>)

予想配当+予想優待額面利回り:5.24%

【2019年9月2日株価】2192円
【株主優待獲得最低投資額】100株=21万9200円
【予想PER】25.1倍
【今期予想現金配当(1株あたり)】75円
【株主優待権利確定月】10月末
【優待内容】駐車サービス券
100株以上:2000円相当
11000株以上:5000円相当
5000株以上:1万円相当

今回の第1位はパーク24(東証1部<4666>)です。24時間無人時間貸し駐車場タイムズを運営している企業です。

今回は100株を購入し、2000円分の駐車サービス券を2回獲得したケースを想定して利回り計算をしています(つまり株主優待は4000円で評価して利回り計算しています)。

業績は拡大基調が続いており、法人利用が増えているカーシェアが成長エンジンになっている様子です。

ただ、株価は2018年後半から調整基調が続いているところです。2000円前後で踏みとどまる可能性も出ているところですが、株価の下げ止まりを確認してから購入を検討できれば良いでしょう。

参考:日本株通信

※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告無く変更される場合があります。また、資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願い申し上げます。
(文:戸松 信博(マネーガイド))