アスクル社長「乗っ取りだ」…ヤフーを批判
7/18(木) 22:39配信
ヤフーが連結子会社のオフィス用品通販大手アスクルの岩田彰一郎社長の再任に反対すると発表したことを受け、岩田氏は１８日、東京都内で記者会見を開いた。岩田氏は「支配株主による成長事業の乗っ取りだ」と批判した。
ヤフーはアスクル株の約４５％を保有しており、アスクルの８月の株主総会で、岩田氏の取締役再任案に反対すると発表していた。
岩田氏は会見で、１月にヤフーがアスクルに対し、個人向けインターネット通販「ロハコ」事業の譲渡を検討するよう求めたことが対立の発端だと主張した。
これに対し、ヤフーは１８日、「そもそも譲渡をする考えがあるか、意向を聞いたに過ぎない。今後も譲渡を申し入れる方針はない」とするコメントを発表した。
アスクルによると、両社が結んだ資本・業務提携契約の内容にヤフーが違反した場合、保有するアスクル株を売り渡すよう求める権利がある。岩田氏は、権利行使を検討していることを明らかにし、「（株主総会が開かれる）８月２日までに判断する」と述べた。これに対し、ヤフーは「アスクル株を譲渡する予定はない」とコメントした。
岩田氏は、アスクル株の約１１％を持つ文房具大手プラスの出身だが、プラスも岩田氏の再任に反対している。自身が取締役に再任されなかった場合は「（結果を）真摯（しんし）に受け止める」と話した。ヤフーはアスクルの現取締役２人の名前を挙げ、いずれかが新社長に就任するとの見方を示した。
ヤフーはアスクル株の約４５％を保有しており、アスクルの８月の株主総会で、岩田氏の取締役再任案に反対すると発表していた。
岩田氏は会見で、１月にヤフーがアスクルに対し、個人向けインターネット通販「ロハコ」事業の譲渡を検討するよう求めたことが対立の発端だと主張した。
これに対し、ヤフーは１８日、「そもそも譲渡をする考えがあるか、意向を聞いたに過ぎない。今後も譲渡を申し入れる方針はない」とするコメントを発表した。
アスクルによると、両社が結んだ資本・業務提携契約の内容にヤフーが違反した場合、保有するアスクル株を売り渡すよう求める権利がある。岩田氏は、権利行使を検討していることを明らかにし、「（株主総会が開かれる）８月２日までに判断する」と述べた。これに対し、ヤフーは「アスクル株を譲渡する予定はない」とコメントした。
岩田氏は、アスクル株の約１１％を持つ文房具大手プラスの出身だが、プラスも岩田氏の再任に反対している。自身が取締役に再任されなかった場合は「（結果を）真摯（しんし）に受け止める」と話した。ヤフーはアスクルの現取締役２人の名前を挙げ、いずれかが新社長に就任するとの見方を示した。
アスクルの純利益91%減、減損30億円計上 19年5月期
2019/6/27 20:30
アスクルは27日、2019年5月期の連結純利益が前の期比91%減の4億円になったようだと発表した。17年2月に発生した物流施設の大規模火災後に開設した物流センターに関連して30億円の減損損失を計上したことが響いた。25%減の35億円としていた従来予想から減益幅が拡大する。
7月3日に19年5月期の決算を発表する予定。
営業利益は7%増の45億円とし、43%増の60億円とした従来予想から下方修正した。
理由はアスクルが手がける個人向けネット通販サイト「LOHACO（ロハコ）」の配送コスト上昇だ。今年1月には配送料が無料となる注文の基準価格を、税込みで3240円以上（従来は同1900円以上）と引き上げて採算改善に努めたが、補いきれなかった。
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