年末に向け、来年こそは貯金体質に変わりたいと決意している人も多いのでは? 変わるにはまず習慣から!

ESSEでは「1000万円貯めたことがある」読者にアンケートを実施。日々の生活や家計管理、買い物術などさまざまな工夫を探りました。

そこでわかったのは、自分が続けやすいシンプルなルールで効率よく貯めているということ。財布の使い方を例に、貯めている人の工夫をご紹介します。

袋分けならぬ財布分けで費目を上手に管理



「面倒な節約方法は、続かなくなるから やらない」というA子さん。ストレスなく予算を守るために、取り入れているのが袋分けならぬ財布分けです。

「使い道に合わせて財布を変えるだけだから、袋分けと違ってお金の出し入れがない分ラク。こづかいも財布の仕切りを使って家計費と分け、財布の残金を見ながらムダづかいを防いでいます」

結婚5年で1000万円にスピード到達。マイホーム購入を実現したA子さんが使い分けているのは3つの財布。その工夫をうかがいました。

●(A)家計・こづかい用のメイン財布

愛用しているのは長財布。家計とこづかいを分けて入れられるように、札入れが2つに分かれている財布をチョイス。


財布分けで費目を上手に管理したら、お金が貯まった!(1)札入れの左右で家計とこづかいを仕分け

小銭入れの左右の札入れに、家計費とこづかいを分けて入れるルール。
「食費と日用雑費の週予算1万円、月のこづかい1万5000円を入れて、残金を確認しながら予算を守ります」

(2)よく使うポイントカードは真ん中のポケットに

いつも行くスーパーのポイントカードは真ん中のポケットに。
それ以外は、楽天やTポイントなどいろいろな店舗で使える共通ポイントのカードのみ、カードポケットに収納。

(3)もしものために予備費を入れて

急なアクシデントに遭遇したときのために、予備費を常備。
「家計費やこづかいは最低限しか入れていないので、なにかあったときのために千円札10枚、一万円札1枚を入れています」

(4)お金を使ったらすぐアプリに記録して予算を厳守


買い物したらレシートを撮影して、家計簿アプリに入力。
「カレンダー形式で、その日使った額を “見える化”。使いすぎに気づいたら、次の買い物で引き締めます」
現金の残高とダブルチェックで予算を厳守します。

●(B)夫との外食用財布


がま口タイプの財布に外食費の月予算1万円を入れて管理。
「夫との休日のランチ代はここから。残金が少なくなってくると、自然にブレーキがかかります」
お気に入りのお店のポイントカードも一緒に入れておきます。

●(C)交通費用財布


交通系ICカードつきのクレジットカードや地下鉄の回数券など交通費は薄型のポーチに。
「基本的にICカードと回数券でことたりるので、予備費として1000円だけ入れます」

自分に合ったシンプルなやり方で見事1000万円を達成したAさん。ESSE2019年新年特大号
では、ほかにも1000万円貯めた人のヒミツを大公開しています。ぜひご参考に!

<写真/山川修一 取材・文/ESSE編集部>