お金に苦労する人には共通の行動パターンがあります。行動の結果がその人の資産状況を決定するのですから、行動を変えればお金との関係も変わります。お金に恵まれないと嘆くあなた、まず毎日の行動を見直してください。
お金とはその人の考え方が投影された成果物です。良い思考がお金を増やし、悪しき思考はお金を失わせます。

こんな人はお金に苦労する

次のような行動を繰り返す人は、お金に苦労していることが多いようです。

▼暗い人自分の頭の中をコントロールできない人は自然と暗くなります。私たちの環境は怖いことばかりだからです。それに果敢に立ち向かえる人は明るいです。

▼片付けができない人混乱を整理できない人は片付けも下手です。机の上、引き出しの中、車のダッシュボードの中、冷蔵庫の中などを見れば、その人のお金との相性が分かります。

▼財布がきたない人お金は大事にされる場に集まり、乱暴に扱われる場から去っていきます。その愛情度を象徴的に示すのがお財布の姿(扱われ方)です。

▼ドカ喰いをする人欲望をコントロールできない人は散財します。その典型例が食欲です。食欲に抵抗できない人は、お金の魔力にも翻ろうされてしまいます。

▼酒にのまれる人酒を飲みすぎれば脳は思考を失います。思考を失った人間は野生の動物と変わりません。コントロールできない、というよりもそんな気もおきません。

▼カッとなる人人は感情的に反応することで思考を省略します。怒り→衝突→不信→自己嫌悪のサイクルで人生をみじめなドラマに仕立て上げます。

▼すぐに落ち込む人信じること、辛抱すること、待つことなども、資産形成に必須の行動です。そんな行動から成功体験を得ると、人は希望を失いません。

人の貴賎は因果応報

いかがでしょうか? こんなふるまいをする人は、まず日常の行動を改めることをおすすめします。

お金に苦労する人は同じようなふるまいをしますが、ふるまいを修正することでお金との相性も良くなってくること請け合いです。

お金を呼び寄せるものは「心」であり、お金がくつろげる場所は「愛情」です。心ない行動からお金は逃げて行きます。

もちろん、偶然にお金持ちになったり、本当に不運で貧乏のどん底にあったり、ということもあります。しかし、不条理は永く続きません。長期的に見れば、人のふるまいの結果は必ず収まるべきところに収まるものです。それを因果応報といいます。

目先のことにくさらず、あせらず、あわてずに、人の生きる道をしっかり生きましょう。必ずお金は運は付いてきます。
(文:北川 邦弘(マネーガイド))