4月11日(木) 日本テレビ系で放送の「THE 突破ファイル」では、実際に大家族を仕切っているママの1日の生活をドラマで再現。10人家族を仕切る大家族ママの毎日は様々な生活の知恵や突破術に溢れており、その方法を一挙紹介した。また、再現ドラマでは大家族ママをタレント・北斗晶が演じた。
この家族には、下は2歳から上は16歳まで育ち盛りの子どもたちが。大家族を仕切るママは、朝から悩みを抱えていた。
■子どもたちを一気に起こすには?
それは、子どもたちを1人ずつ起こそうとするも、他の子を起こしている間に別の子が二度寝をしてしまうこと。
これが毎朝続くと時間のムダになってしまう。そこでママが考えた突破方法は、敷布団を捲り上げて一気に起こすこと!
子どもたちも驚いて途端に目を覚ますのだ。
■朝ごはん、子どもたちに食べたい分だけ食べさせるには?
次なる朝の悩みは、朝ごはん。準備と片付けを省くために全員揃って朝ごはんをするが、
10人分の朝ごはんを作るのも大変。子どもたちの成長具合も違うため食べる量もバラバラで、それらに合わせて盛り付けをしていたらキリがない。更に洗わなければならない食器も大量…
そんな大家族ママのアイデアは、炊飯ジャーのごはんに直接味付けすること。
炊飯ジャーで味付けごはんを作り、子どもたちが自分で食べたい量だけおにぎりを作る。食べ残しもなく、皿洗いも少なくグッと時間の短縮ができるのだ。
■朝、トイレ渋滞を発生させないためには?
そして学校へ登校する時間になるのだが、家を出る前に大家族ではトイレ渋滞が起きてしまう。
ひどい時は20分待ちになることもあるというトイレ渋滞を回避するために大家族ママが思いついたのは、朝食後すぐに登校させること。ごはんを食べてすぐ家から出たらトイレに行きたくなる時間にちょうど学校に着いており、家のトイレも渋滞せず、水道代も節約になる。
■部屋干しの乾燥時間を短縮するには?
そして旦那と子どもたちを送り出すが、大家族ママは洗濯に掃除にと大忙し!
特に洗濯は、10人分の洗濯ともなれば1日4回以上洗濯機を回さねばならず、それだけでも3時間以上はかかる大仕事だ。そして、量が多いため干す場所も足りなくなり、部屋干しをするのだが、室内だとなかなか乾きづらい。
そんな部屋干しの悩みを解決するために考えたのが、「新聞紙を洗濯物の下に敷くこと」。
クシャクシャにした新聞紙を洗濯物の下に敷くと湿気を吸収して、乾燥時間を短縮できるという。実践している大家族一家では2時間も早く乾くという。
また、10人分でおよそ30kgもある洗濯物を取り外して取り込んでいると時間が延々とかかってしまい大変だ。そんな悩みを大家族ママは、100円ショップで売っているあるもので解決した。
そのあるものとは”結束バンド”。100円ショップで購入した結束バンドを使って簡単に取り込めるようにしたのだ。
その方法は、洗濯バサミの両穴に結束バンドを通し、ハンガーに固定することで洗濯物を下に引っ張ると結束バンドがつまみ部分を締め付け、はさみが緩む構造。
これによって洗濯物の取り外しがうんと簡単になった。
■うがいをきっちりさせるには?
そして夕方。子どもたちが帰宅し、大家族ママは風邪予防に手洗いうがいをさせたいが、子どもたちは面倒くさがってやろうとしない。
手洗いうがいを必ずさせるために大家族ママが考えたのは、「手洗いうがいをゲーム式にすること」。うがいカップをプリンのカップを使い、穴を開け「この水がなくなる前に3回うがいできたら勝ち!」とゲーム形式にした。
■食費を浮かせて「とんかつ」を作るには?
続いては大家族ママが最も大変な家事、夕食づくり。10人分を作るだけでも大変だが、節約も考えなければならない。
普通なら捨ててしまう野菜クズできんぴらを作ったり、キャベツや白菜の芯を使って餃子のタネを作ったりと大家族ママは常に工夫を凝らしている。
しかし、食べ盛りの子どもはとんかつなど肉料理を食べたがることも…。肉料理は食費がかさむためなかなか作ることができない。そんななか、考え付いたのが「お麩でつくるとんかつ」だ。
水で戻したお麩に、牛脂を塗って揚げると、お麩の食感と牛脂の香りでお肉のようになるという。とんかつならぬ、「お麩かつ」は実際のとんかつの10分の1の食費で作れる。
■光熱費を節約するには?
最後に紹介する突破術は、光熱費の節約方法。
大家族ママは電気ガス水道を無駄遣いしないよう常に気にしているが、子どもたちはそうもいかない。子どもたちが節約を気にするようになるために大家族ママが考え出した方法は、「節約できた金額を子どものお小遣いにプラスする」方法!
去年と今年の光熱費の差額を発表し、お小遣いに加算することで子どもたちは光熱費を浮かそうと節約を頑張るようになったという。
様々な努力と突破術の積み重ねを駆使し、大家族ママは今日も奮闘しているのだ。