衝動買いをしてばかりでは、クローゼットの肥やしを増やし、お金を浪費するだけです。戦略的にバーゲンを活用するコツをお教えします。

バーゲンで「衝動買い」しないために…

バーゲンの季節になりました。流行の品につけられた50%オフの赤札に購入意欲をかき立てられ、目の前の商品が、どれも欲しいものに見えてきます。この機会に買っておこう。かくして、今年もまたクローゼットの肥やしを作ることになるのです。

計画性がなく、目先の欲求に負けてしまう「衝動買い」という購買行動。これでは不要なものを買ってお金を減らす、ということになってしまいます。

そうではなく、戦略的にバーゲンを活用します。

来年使えそうなアイテムを今回のバーゲンで狙う

流行に左右されにくいもので、来年確実に必要となるものをバーゲンで買っておけば、かなりのコスト削減が可能です。定価の半額どころか、よく探せば1割、2割で買えるものも出てきますよね。

たとえば、夏のバーゲンだったらサンダル、帽子、日傘、サングラスといった、トレンドとは関係ないベーシックなもので、買い替えが必要だな、というものです。逆に、水着やワンピースといったものは流行があるのでなんともいえませんが、気にしない人には激安価格で来年のファッションを仕込めるでしょう。

冬なら、マフラーや手袋といった、今年でもう終わりかな、でも来年も使えるな、というものを買っておくとよいでしょう。私も数年前の春に、3000円の手袋をバーゲンで300円で買い、冬に使っています。
(文:午堂 登紀雄(マネーガイド))