2019年9月2日月曜日

東京ガス 茨城県内で計画のLNG火力発電所の建設断念

東京ガス 茨城県内で計画のLNG火力発電所の建設断念

東京ガスは茨城県内で計画していたLNG=液化天然ガスを使う火力発電所の建設を断念しました。その一方で、千葉県内で計画するLNGの火力発電所については、九州電力と共同で新会社を設立し、2020年代後半の稼働を目指すとしています。
電力の小売りに参入し、自前の発電所を増強している「東京ガス」は茨城県内の2か所で計画していたLNGの火力発電所について、建設を断念すると明らかにしました。

断念する理由について、送電線の整備に多額の費用がかかり、事業の採算がとれない見通しになったためと説明しています。

その一方で、千葉県袖ケ浦市で計画しているLNGの火力発電所については、九州電力と共同で新会社を設立しました。発電能力は最大200万キロワットで、2020年代後半の稼働を目指すとしています。

東京ガスは家庭向け電力の小売り自由化でおよそ200万件の契約を獲得し、いわゆる「新電力」としては大手となっていて、2020年代に自前の発電能力を500万キロワットにまで拡大する方針でした。

茨城県内の2つの発電所を断念したことで達成は難しい情勢になりましたが、東京ガスでは電力の卸売市場などでの調達にも力を入れて供給力を確保していくことにしています。


東京ガス、ロボットで子育て支援 留守番時に見守り


2019/6/14 17:29

東京ガスはロボット開発のユカイ工学(東京・新宿)と共同で、ロボットを使った子育て支援サービスを始めた。親が留守にしがちな家庭にロボットを提供し、子どもの世話をする。ロボットは絵本の読み聞かせなどが可能。子どもが1人でも活発にコミュニケーションを取れる環境を整えていくことが狙い。
サービス名は「まかせて!BOCCO」。サービスに加入するにはユカイ工学が開発した卓上型ロボット「BOCCO(ボッコ)」を購入し、サービスの利用料として年間税別5760円払う。サービスの新規加入時にロボットを購入すると通常より約4割安い税別1万7400円で買える。
ターゲットは小学生低学年以下の子どもがいる共働き世帯。子どもが1人で留守番することを想定した「見守り」機能を充実させた。
子育て家庭の「留守番の不安」や「子どもの生活リズムの乱れ」を解消できるサービスをそろえた。時間に応じて「おはよう!朝ご飯はこれからかな?」や「こんばんは。もう歯磨きしたかな?」など、ボッコが子どもに話しかけるように設定できる。季節や雑学の話題もある。
ボッコの胸元にあるボタンを押すと、耳で聴く本「オーディオブック」の読み聞かせもする。「アラジンと魔法のランプ」や「はだかの王様」など10種類以上の童話を収録。コンテンツを1カ月に1度更新する。東京ガスが出資するオトバンク(東京・文京)がコンテンツを制作した。
ボッコはセンサーとスマートフォンを連動できる通信機能付き。付属の振動センサーをドアなどにつけておけば、開閉時の振動を感知してボッコが自動的に起動する。振動を感知した際にスマホにメッセージが送られる。
ボッコを人感センサーや部屋センサーと連動させれば、子どもの見守り体制をさらに強化できる。サービスは公式ウェブサイト上で申し込める。

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