貯蓄に限らず、何をするときにもモチベーションをアップするのは大変です。そんなときに、ちょっと前向きになれる発想の転換方法について、考えてみたいと思います。
お金を貯めようと心に決めて貯蓄生活をスタートしても、思うように貯まらずに嫌になる、そもそも貯蓄ができない、という人も少なくありません。

貯蓄に限らず、何をするときにもモチベーションをアップするのは大変です。そんなときにちょっと前向きになれる発想の転換方法について、考えてみたいと思います。

ゲーム仕立てで節約を楽しむ

スーパーマーケットで買い物をする時などに実践して欲しい方法です。あらかじめ1週間の献立と食費の予算を決めておき、買い物をする。予算内で買い物ができたらクリアというふうに実践してみてください。

意外と頭を使いますし、料理のレパートリーも研究しますので、日常生活に密着したゲームともいえますね。

当たり前ですが、このショッピング、料理をしなければ意味がありません。実際に手に入れた食材で料理をすることで外食費も節約できますし、食材を使い切る工夫等もしますので、面倒な食事の支度が楽しくなったりします。

また、不要になったCDや本は積極的にリサイクルショップへ持って行き、換金しましょう。得られるお金は少しかもしれませんが、処分したことで部屋も片づきますし一石二鳥。

この時にも遊び心は忘れずにいたいですね。私の場合は、換金したお金を貯めるというよりも積極的に使います。たとえ少額な金額であっても、換金しなかったら得られなかったお金です。そのお金を軍資金の一部として美味しいものを食べに行く、好きなものを買うなどの楽しみをプラスしてみましょう。

気持ちの良い言葉を使う

マネー関連のセミナーや書籍において、「お金持ちになったつもりで生活をする」「お金がないと言わない」等の内容を見聞きした人もいるのではないでしょうか? 

「そんなことをしても変わらないでしょ?」と思うかもしれませんが、言うだけならタダ。お金はかかりませんよ。

人間は1日に多くの言葉を見聞きしています。特に自分が取っている行動や耳から入ってきた言葉は、無意識ではあるものの自分に言い聞かせている魔法の言葉でもあるのです。人は自分が耳にしたとおり、物事は進んでいってしまうことがあるのです。

つまり、「お金があったらこうする」「お金がないからできない」というような言葉を日々使っていると、自分は貧乏だと自分自身に言い聞かせているということ。これじゃ、お金は貯まりません。だって、自分で貧乏を選択しているのですから。

この話をすると「私はお金持ちって言えばいいのね?」と、半ば切れ気味にお話しされる人もいるのですが、信じられない、やりたくないのなら実践しなくてもよいと思います。他の方法を探してください。

自分がお金持ちになりたいと思うのなら、お金持ちの作法を見るとよいでしょう。とても優雅で立ち居振る舞いも素敵ですし、言葉選びも丁寧です。

自分の周りにそんな人がいない……というのなら、気になるタレントやモデルを参考にするのがおすすめです。そうです、カタチから入ればOK。

特に言葉は自分が耳にするだけでなく、他の人にも届きます。気持ち良い言葉を使うだけでも周りは変化してきますし、自分の行動にも変化がみられるはずです。試しに1カ月でよいので、チャレンジしてみてください。あなたはきっとお金持ちになれるはず!
(文:飯田 道子(マネーガイド))