東京証券取引所は、2部上場の樹脂加工大手「児玉化学工業」を上場廃止に係る猶予期間入り銘柄に指定すると発表海外事業の失敗による累積損失や、2019年3月期に発生した相次ぐ機械故障による損失計上などで財務体質が悪化したため、今年2月に事業再生ADR手続の利用を申請し、4月に同手続が成立していました。それに伴い、金融機関やスポンサー企業から金融支援を受けることとなり、2020年6月末までに債務超過を解消するめどが立っています同社が2020年3月期決算において2億800万円の債務超過に陥ったための措置で、猶予期間となる2021年3月31日までに債務超過を解消できない場合は上場廃止
児玉化学工業の事業再生ADR手続が成立
東証2部上場で樹脂加工大手の「児玉化学工業」は、2月14日付で事業再生実務家協会に申請していた事業再生ADR手続について、対象債権者の取引金融機関から事業再生計画への同意が得られたため、4月14日付でADR手続が成立したと発表
1946年に創業の同社は、自動車部品や住宅設備機器の樹脂成形品を製造しているものの、海外事業の失敗による累積損失や、それに伴う構造改革費用の発生などから業績が悪化しています。また、脆弱な財務状況に起因する信用力の低下で、先行きの資金繰りも不透明な状況となっているため、自力での再建は困難と判断しADR手続を申請
エンデバー・ユナイテッドは、譲受した貸付金債権のうち額面20億円相当を現物出資することで第三者割当増資による株式の交付を受けるほか、残りの額面3億円相当については債権放棄する予定
金融支援の柱は、取引金融機関9行からの借入金の総額68億7934万円(債務総額に対して68.51%)のうち、その一部となる7行からの借入金23億円について、スポンサー支援を表明している「エンデバー・ユナイテッド」が管理・運営する投資ファンドに合計1億円で債権譲渡するもの
児玉化学工業を時価総額の猶予期間入り銘柄に指定
東京証券取引所は、4月1日付で2部上場の樹脂加工大手「児玉化学工業」を上場廃止に係る猶予期間入り銘柄に指定すると発表
海外事業の失敗による累積損失や構造改革費用の発生などで業績が悪化したため、今年2月に事業再生ADR手続の利用を申請するなど厳しい環境に陥っています
、同社の3月時価総額が10億円未満となったための措置で、猶予期間となる12月31日までに時価総額が所要額を超えない場合は上場廃止
児玉化学工業が事業再生ADR手続を申請
東証2部上場で樹脂加工大手の「児玉化学工業」は、2月14日付で事業再生実務家協会に事業再生ADR手続の利用を申請し、同日付で受理されたと発表
取引金融機関に対する支援要請の内容などについては、今後明らかにする方針です。また、同社は「エンデバー・ユナイテッド」が管理・運営する投資ファンドとの間で、支援スポンサー契約を締結したことも併せて明らかに
1946年に創業の同社は、自動車部品や住宅設備機器の樹脂成形品を製造しているものの、海外事業の失敗による累積損失や、それに伴う構造改革費用の発生などから業績が悪化しています。また、脆弱な財務状況に起因する信用力の低下で、先行きの資金繰りも不透明な状況となっているため、自力での再建は困難と判断しADR手続の申請に至った
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