今年こそ、冬のボーナスはしっかり貯めたい! そのためにも、年末年始のお金の管理をしっかりしなくてはいけませんね。ボーナスをどう使うべきかの予算の立て方、節約の仕方などをお伝えします。

支出が増える12月の節約法は?

支出が増える年末年始ですが、その分ボーナスや年末調整による還付金などの収入も増え、ついつい財布の紐が緩みがちになる時期でもあります。

しかし、冬のボーナスは計画的に貯蓄しておかなければ、急な支出や大きなお金が必要な時に困ることになります。

年末年始の収入と支出を想定して予算を立て、さらにお得になるボーナスの使い道をお伝えします。

年末年始の予算を立てよう

▼予想される収入はいくら?・ボーナス40万円
・住宅ローン控除20万円

上記のように、まずは予想される収入を把握しておきましょう。ボーナスは以下のようにしっかり振り分け、必ず貯蓄ができるようにします。

 ・ローンなどボーナス払い
・年末年始の費用
・自分と家族の楽しみに使うお金
・貯蓄

ボーナスは冠婚葬祭などの突発的な支出や車検など、大きな支払いの時にも困らないようにしっかり貯蓄をします。ただ、せっかくいただいたボーナスなので、自分と家族が楽しむためにも一部使いたいものです。

また、住宅ローン控除で還付された税金は、今後の繰上げ返済をするためにも、手を付けずに別の口座に移しておきましょう。

▼予想される支出はいくら?<年末に予想される支出:予算10万円>
・お歳暮:5000円×5件=2万5000円
・忘年会:1万円×3回=3万円
・クリスマスケーキ:5000円
・クリスマスプレゼント:5000円分×子ども2人=1万円
・ローストチキンなど自宅でのクリスマスディナー:1万円
・おせちや餅など、お正月準備費:2万円

<年始に予想される支出:予算7万円>
・お年玉:5000円×4人=2万円
・初売りや福袋:2万円
・新年会:1万円×2回=2万円
・冬休みの子どもとのレジャー費:1万円

その他、年末年始に遠方に帰省する場合や旅行する場合はさらに、高額な予算となります。上記のように、ある程度の予算を立て、その範囲内で済ませることが大切です。

年末年始の節約ポイント

▼節約ポイントその1:早めに買う年末になればなるほど、食材は高くなります。数の子やイクラ、カニや伊勢海老、他にもおせちの食材など、冷凍保存が利くものは早めに少しずつ買い足すことで、年末の支出がずいぶん軽くなります。

クリスマスも同様で、あらかじめディナーのメニューが決まっている場合は、早めに食材を準備しましょう。他にもお歳暮なども早割を利用することで、お得に買うことができます。

▼節約ポイントその2:お歳暮はお得に買う上記のように、まずは早く買うことで早割を利用することができます。また、所得税を多く払っている方は、節税も兼ね「ふるさと納税」を活用したお歳暮もいいですね。

▼節約ポイントその3:ネットで価格比較子どものクリスマスプレゼントなどは、必ずネットで価格を比較しましょう。人気のおもちゃでも数千円の差が出ることもあります。

ラッピングは100均でも十分素敵なものが多くあります。他にも買い替えを考えていた家電などもしっかりリサーチし、初売りセールなど狙えるものは狙ってみるといいですね。

▼節約ポイントその4:手作り&自宅クリスマスディナーやケーキ、おせちなど、手作りに挑戦してみることで、家計の負担はぐっと軽くなります。忘年会や新年会も少人数で気心の知れた仲間であれば、自宅で鍋パーティーを開くことで会費も数千円で済むでしょう。

▼節約ポイントその5:大掃除をする年末の大掃除をしっかりやることも、節約につながります。掃除をしながら、冷蔵庫、食品庫、押し入れ、クローゼットの整理をしましょう。古いものや不要なものは処分し、使い忘れていた日用品や缶詰などがあれば、最後まで使い切るようにします。

景品でもらった日用品などは、意外と使い忘れやすいものです。大掃除をしながら、買い足す必要があるものが見付かれば、年末年始のバーゲンを利用してお得に買うことができます。

とにかくお金のかかる時期です。普通に買っていては、結構な金額になります。計画的に早めに行動し、同じ商品でも安く買い、準備するようにしましょう!
(文:二宮 清子(マネーガイド))