「お金は寂しがり屋」という言葉を聞いたことがある人は多いはずです。寂しがり屋のお金に好かれる人がどんな人なのかをお教えします。

「お金持ちにはお金が集まる」は本当

「お金は寂しがり屋」という言葉を聞いたことがある人は多いはずです。

数多くの家計を診断する中でこの言葉の意味を痛感する機会は多くあります。恐らくこの言葉の本来の意味は「お金持ちにはいい話が持ち込まれやすいので、お金持ちはもっとお金持ちになる」ということでしょう。

確かに、まとまったお金を簡単に動かせる人ほど、有利な条件の話が持ち込まれやすいのは確かです。たとえば、不動産投資をしているといろいろな事情から早く現金化したい売主から大幅な値引き案件が持ち込まれることがあります。

紹介する不動産業者から見ると、お金を借りられるかどうかすら分からないような人は、手間もかかりますし面倒でもあります。

一方で現金でも購入できるようなお金持ちが買ってくれれば、手間も時間もかかりません。どちらでも手数料収入が同じであれば、お金持ちに買って欲しいと思うでしょう。

ただ問題があります。金持ちには多くの案件が持ち込まれますので見る目が厳しい。ですから、すぐにでも買いたいと思うようないい条件の案件を持ち込むことになります。こんな感じで「お金持ちにお金が集まる」ということが起こるわけです。

「お金は寂しがり屋」のもう1つの意味とは

こんな話を知ったところで「お金持ちはいいなぁ」と思うだけしかできませんね。

ところが「お金は寂しがり屋」という言葉にはもう1つの意味があるのです。こちらの意味をしっかりと噛みしめていただきたいのです。

家計診断をしているとお金が貯まる人にはある特徴があることに気が付きます。お金が貯まる人は「お金にマメマメしい」のです。

男性であれば多くの人は女性が好きです。でも、女性に好かれようといろいろと考え、実際にマメマメしく行動に出る人はほとんどいません。

好きだとしても、まったく行動に出ないのなら、女性にモテるわけがないですね。一部のとてもかっこいい男性やお金持ち、そしてマメマメしい男性が多くの女性の心をキャッチしているわけです。

そう、お金も女性と同じなのです。もしあなたがお金に好かれたいなら、お金のことに興味を持つことから始めましょう。そして、どうしたらお金に好かれるのか考え、勉強し、実際に行動することが必要なのです。

あなたがいまはお金持ちじゃなくても、あなたがお金にマメマメしくすれば、あなたに心を開いてくれるかもしれません。

もちろん、マメマメしくしたところで振られることもあるかもしれません。そんなことでくじけずに、お金に好かれるよう努力しましょう。少なくとも、何もせずに待っていても、お金はあなたに振り向いてくれないのです。
(文:藤川 太(マネーガイド))