東証1部上場でアパート経営支援などを手掛ける「TATERU」は、2019年12月期決算短信を発表し、当期純損益が145億3600万円の赤字に陥ったことを明らかに
2018年12月に発覚した顧客の預金残高の改ざんをはじめとする不適切行為の影響により、信用の失墜や契約手続の厳格化でアパートの引渡棟数が大幅に減少したことに加え、減損損失として18億5100万円、のれん償却額として15億3000万円、棚卸資産評価損として5億4900万円などの特別損失を計上したことから、営業損益・純損益ともに赤字転落
TATERUの19年12月期は105億円の最終赤字
東証1部上場でアパート経営支援などを手掛ける「TATERU」(旧商号:インベスターズクラウド)は、2019年12月期通期連結業績予想を下方修正し、当期純損益が105億9900万円の赤字
事業資金の確保を目的とする販売用不動産の一括売却により、31億9800万円の譲渡損を計上するほか、減損損失として8億7400万円、リストラ費用として2億8100万円のそれぞれ特別損失を計上するため、営業損益・純損益ともに赤字
顧客の預金残高を改ざんし、金融機関から不正に融資を引き出す不適切行為が発覚したことで、信用失墜などを要因としてアパートの引渡棟数が大幅に減少したため、売上高は前期実績を下回る見通し
TATERUの早期退職者募集に136名が応募
東証1部上場でアパート経営支援などを手掛ける「TATERU」(旧商号:インベスターズクラウド)は、7月5日付で公表していた早期退職優遇制度に136名が応募
顧客の預金残高を改ざんし、金融機関から不正に融資を引き出す不適切行為が発覚したことで、信用の失墜により足元の業績が急激に悪化しているため、生き残りには抜本的な構造改革が急務と判断し今回の決定同社および子会社の「TABICT」「Robot Home」「TATERU Funding」に在籍する正社員で、退職日は10月31日の予定です。当初の募集人員160名を下回ったものの、削減数は全従業員464名(2019年3月期末)の約3割に相当する大規模なもの
TATERUが早期退職で160名の削減
東証1部上場でアパート経営支援などを手掛ける「TATERU」(旧商号:インベスターズクラウド)は、早期退職優遇制度により、全従業員464名(2019年3月期末)の約3分の1に相当する160名の人員削減
対象となるのは、同社および子会社の「TABICT」「Robot Home」「TATERU Funding」に在籍する正社員で、退職日は10月31日です。退職者には特別退職金を支給するほか、希望者には再就職支援を実施する方針
同社を巡っては、顧客の預金残高を改ざんし、金融機関から不正に融資を引き出す不適切行為が発覚したことで、信用の失墜により足元の業績が急激に悪化しているため、生き残りには抜本的な構造改革が急務と判断し今回の決定
TATERUに業務停止命令へ 融資資料改ざんで国交省処分
2019/6/17 19:00
アパートの施工、管理を手がける東証1部上場のTATERUが、建設資金の借入希望者の預金データを改ざんしていた問題で、国土交通省は同社に業務停止命令を出す方針を固めた。預金残高を実際より多く見せ金融機関の審査を通りやすくしていた。国交省は会社ぐるみで改ざんし、不正が全国に広がっていることを問題視し、行政処分に踏み切る。
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