2020年2月1日土曜日

日本パワーファスニングの19年12月期は15億円の最終赤字

日本パワーファスニングの19年12月期は15億円の最終赤字
東証2部上場で特殊ねじなど製造の「日本パワーファスニング」は、2019年12月期通期連結業績予想を下方修正し、当期純損益が15億900万円の赤字に陥る見通し
住宅メーカー向けの売上が想定を下回ったことに加え、不採算だった中国事業からの撤退に伴い、特別退職金として5億5700万円、減損損失として2億200万円、関係会社整理損失引当金繰入額として1億2000万円のそれぞれ特別損失を計上したため、売上高・営業損益・純損益ともに前回予想を下回る見通し
日本パワーファスニングが中国事業から撤退
東証2部上場で特殊ねじなど製造の「日本パワーファスニング」は、中国の生産子会社「蘇州強力五金」(江蘇省)を通じて行う中国事業から撤退すると発表
2020年4月末をめどに事業撤退を完了する予定
為替の変動や現地における人件費の高騰、環境規制の強化などから採算が悪化し、2012年度から営業赤字が続くなど厳しい環境に陥っているため、これ以上の事業継続は困難と判断し今回の決定に至った
1993年に同子会社を設立し、翌年から日本のプレハブ住宅向けを中心とするネジ・金物などのファスナーを生産
日本パワーファスニングの19年12月期は3億円の最終赤字

東証2部上場で特殊ねじなど製造の「日本パワーファスニング」は、2019年12月期通期連結業績予想を下方修正し、当期純損益が3億4000万円の赤字


原材料価格や物流費の上昇に加え、中国市場における自動車用部品の不調で採算が悪化

為替差損や有価証券評価損などを計上したことから、営業損益・純損益ともに従来の黒字予想を一転し赤字

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