「人生100年時代」と言われる昨今。ですが、老後について考えるとき、先立つものは健康やお金などの不安ばかり...。でもせっかくなら、明るく豊かな老後を思い描きたいですよね。
そんな老後を過ごすためのヒントを考えるイベント「老後を変える地域研究会」が、2018年12月3日、都内で開かれました。
松井稼頭央さん
"老後"は何歳から? いくら必要?
会場には、東京都在住の20~60代の男女20名ほどが集まり、理想の老後と現状の課題などについてのディスカッションが行われました。
「老後を変える地域研究会」というのは、メットライフ生命が「#老後を変える」というテーマのもと実施している「老後を変える全国47都道府県大調査」の関連イベント。東京を含む全国7地区で実施され、それぞれ「明るい老後のために必要な3か条」を考えます。
特別ゲストとして登壇した、元プロ野球選手の松井稼頭央さんも、理想の老後について自身の考えを語りました。
松井さんは今季限りで現役を引退、来年からは埼玉西武ライオンズの2軍監督に就任と、まさにセカンドキャリアを歩み出そうというタイミングですが、老後については「正直考えたことない」とのこと。"老後"は70歳くらいを想定しているそうです。
老後の蓄えとしては、「何歳まで生きるかわからないですけど、100年時代と言われている中で、そこまで生きられるのであれば(西武の辻発彦監督の希望額と同額の)1億円くらいは欲しいと思います」と話し、会場を沸かせました。
ちなみに、会場で発表された「老後を変える全国47都道府県大調査」(全国47都道府県の20~70代の男女1万4100人を対象)によると、"老後"は平均で68歳くらい。老後の必要資産の希望額は、全国平均で3174万円でした。
松井稼頭央流「老後の3か条」
一般参加者の方々も4つのグループに分かれ、理想の老後についてディスカッションを行い、
「ランニングやジム通いで健康を維持したい」
「世代を超えたコミュニケーションを取りたい」
「孤独は嫌」
「家庭菜園でできたものを隣近所とシェアしたい」
「おじいちゃんになっても、ステーキをもりもり食べたい」
「東京で一生を過ごすのは嫌」
「田舎はたまに帰るくらいでちょうどいい」
など意見を交換。そして、「明るい老後のために必要な3か条」として、
「マラソン大会に出られる体力」
「いくつになっても生きがいを」
「健康(歯磨き、山登り、睡眠)」
「職種・世代の垣根をこえたコミュニケーションをもつこと」
といったアイデアが各グループから出されました。
松井さんも「僕も皆さんと一緒に考えたかったです」と言いながら、
「健康」「信頼」「出会い」
と、自身で考えた3か条を披露。「出会い」というのは、プロ野球生活25年間の中で、「人との出会いが1番の財産」であったと感じているからだそうです。
メットライフ生命保険 ブランド・統合マーケティンググループ AVPグループ長 今西洋さん
こうした「#老後を変える」取り組みに対して、メットライフ生命の今西洋さんは、
「人生100年時代と言われる中で、若い人の老後に対する関心が高まっているが、どちらかというと不安が大きい。中でも特に大きな健康とお金に対する不安に対して、生命保険会社ならソリューションとして実際にお応えできるのではないか、という役割に注目してスタートした」
と取り組みの意義について説明。今後の展望としては、
「今後は産官学民が一体となった取り組みとして、明るく豊かな老後あるいは人生100年時代について語り合えるような場を作っていきたい」
と意気込みを伝えました。
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