高級レストランの株主優待銘柄の中での配当利回りランキングの2019年度最新版! ツカダ・グローバルホールディング、ひらまつ、リゾートトラスト!どの銘柄も高利回りな上に高級感溢れるレストラン!

19年最新版! 高級レストラン株主優待ランキング! 利回り28%超も!

「特別な日には素敵なお店で美味しい料理を食べたい!」と思っている方は多いはず。誕生日や記念日など特別な日にぴったりな高級レストランのランチやディナー! 高級レストランでの美味しい食事はお味はもちろん、素敵な空間が心を豊かにしてくれます。憧れますよね!

でも、できれば更にお得に利用したいもの。実は高級レストランにも株主優待を出している企業があります。そして実は高利回りな銘柄が多く、とってもお得なんです。贅沢な食事をお得な価格で楽しめるわけですから、これは見逃せません。

そこで、株主優待+配当の利回りランキングで、最もお得な高級レストランの株主優待はどこかを見てみたいと思います。今回は利回りの観点に加え、使いやすさなど総合的な観点から3銘柄を選出しました。

※株主優待は額面通りの評価となっています(一部筆者が推定)。今回は高級レストランということで年間5万円分の飲食をしたケースを想定して利回り計算をしております。予想配当+予想優待売却利回りはあくまでも参考としてご覧ください(2019年10月18日の終値で試算しております)。

それでは、第3位から順にご紹介していきましょう。

第3位:リゾートトラスト(東証1部<4681>)

予想配当+予想優待額面利回り:11.3%

【2019年10月18日株価】1742円
【株主優待獲得最低投資額】100株=17万4200円
【今期予想現金配当(1株あたり)】46円
【株主優待権利確定月】3月
【優待内容】優待割引券
100株以上……優待割引券(30%割引)1枚
1000株以上……優待割引券(50%割引)1枚
2000株以上……優待割引券(50%割引)2枚
4000株以上……優待割引券(50%割引)3枚
6000株以上……優待割引券(50%割引)4枚
1万株以上……優待割引券(50%割引)5枚
2万株以上……優待割引券(50%割引)10枚

第3位はリゾートトラスト(東証1部<4681>)です。高級会員制リゾートホテル「エクシブ」を運営する企業で、会員制リゾートホテルでは国内トップ企業です。自社開発したリゾートホテルなどの施設の会員券を富裕層や法人に販売しています。

今回は100株を購入し年間で5万円相当の食事をして割引券を利用したケースを想定しています(株主優待は1万5000円で評価して利回り計算を行っています)。

業績は緩やかに拡大している印象です。2020年3月期の業績予想は売上が4.5%減の1714億円、営業利益が15.2%減の160億円、純利益が19.1%減の100億円と減収減益予想です。

これは、2019年3月期に2施設(六甲・ラグーナ)の開業と同時に、2018年3月末までに販売済の不動産利益(82億円)が実現した影響によるものです(2020年3月期は会員制ホテルの開業はありませんでした)。

しかし、2021年3月期は横浜ベイコートを開業予定で、営業利益は200億円となる見込みです。2021年3月期の予想PERは13.8倍となります。

株価は2015年をピークに調整局面が続いていたのですが、ようやく底打ちの基調を見せ始めているところです。株主優待の利回りが良いので、同社の店舗を利用する方は現在の株価で購入し、株式優待を楽しみながら長期保有という方法もあるかと思います。

第2位:ひらまつ(東証1部<2764>)

予想配当+予想優待額面利回り:17.0%

【2019年10月18日株価】320円
【株主優待獲得最低投資額】100株=3万2000円
【今期予想現金配当(1株あたり)】4.3円
【株主優待権利確定月】3月、9月
【優待内容】割引券等
・自社経営レストラン・ホテル利用割引
100株以上……10%割引
500株以上……20%割引

・100株以上で
フェアへの有償招待
婚礼飲食代10%割引
自社オンラインショップでのワイン購入20%割引

第2位は「ひらまつ」や「ASO」など、高級レストランチェーンを展開している企業、ひらまつ(東証1部<2764>)です。創業者の平松博利氏がオーナーシェフを務めます。

世界中の料理人の憧れであり、世界に多大な影響を与え続けたフランス料理界の巨匠ポール・ボキューズ氏の流れを汲む「ブラッスリー ポール・ボキューズ」なども展開。その他にはホテル事業にも本格参入を果たしています。

今回は100株を購入し年間で5万円相当の食事をして割引券を利用したケースを想定しています(株主優待は5000円で評価して利回り計算を行っています)。

足元の業績はレストランの撤退などで減収・減益基調となっています。

2019年3月期は大幅減益だったのですが、2020年3月期の業績予想は売上が1.1%増の111億円、営業利益が33.9%増の9億9200万円、純利益は724.9%増の6億2100万円と回復に向かっています。今期予想PERは22.2倍となっています。

株価は調整が続いています。まずは株価が下げ止まるのを確認してから購入を検討してもよいかと思います。

第1位:ツカダ・グローバルホールディング(東証1部<2418>)

予想配当+予想優待額面利回り:28.5%

【2019年10月18日株価】597円
【株主優待獲得最低投資額】100株=5万9700円
【今期予想現金配当(1株あたり)】10円
【株主優待権利確定月】6月、12月
【優待内容】株主割引券・クオカード
・100株以上……自社グループ運営施設飲食・宿泊割引券1枚
・クオカード
100株以上……500円相当
200株以上……1000円相当

今回の第1位はツカダ・グローバルホールディング(東証1部<2418>)です。

欧米風の邸宅での婚礼事業が主力ですが、レストランの運営も。株主優待を利用できるレストランは首都圏・名古屋となりますが、中にはミシュラン2つ星の名店、分とく山(わけとくやま)のホテル インターコンチネンタル 東京ベイの店舗も。

今回は100株を購入し年間で5万円相当の食事をして割引券を利用したケースを想定しています(株主優待は1万6000円で評価して利回り計算を行っています)。

業績は回復基調というところでしょうか。2019年12月期の業績は売上が4.7%増の630億円、営業利益が4.8%増の55億円、純利益が27.9%増の31億円で、今期予想PERは9.2倍となっており、割安感があります。

株価は長期的に調整が続いているところですが、徐々に底を打ちつつあるように見えます。あとは株価が上昇トレンドに戻ることが確認できれば投資を検討しても良いでしょう。

一方、相場全体の急落時には大きく下落する傾向があるので、日本株全体が急落するようなタイミングで、同社株もつられて急落するような場面があれば、そのタイミングで投資を検討しても良いと思います。

参考:日本株通信

※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告無く変更される場合があります。また、資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願い申し上げます。
(文:戸松 信博(マネーガイド))