東証2部上場の百貨店「さいか屋」は、神奈川県横須賀市にある「さいか屋横須賀店」を2021年2月で閉店すると発表
厳しい環境が続くさいか屋は、2015年5月末をもって旗艦店だった川崎店を閉店しており、今後は残る藤沢店に経営資源を注力する方針
その後は郊外型ショッピングセンターとの競合やネット通販の台頭で売上の減少が続き、2017年2月期以降は赤字が恒常化するなど業績が悪化しているため、これ以上の営業継続は困難と判断し今回の決定に至った
1928年に開業の同店は、1990年に新館・南館を増床し延床面積3万6165平方メートルとなり、ピーク期の1991年には368億円の売上を計上するなど横須賀繁華街の中心的な商業施設として長く親しまれてきました
さいか屋が希望退職者の募集による120名の人員削減へ
東証2部上場の百貨店「さいか屋」は、希望退職者の募集による120名の人員削減を明らかに
これは、横須賀店の閉店を決定したことに伴う措置で、同店の従業員数134名に相当する人員の削減を決定
対象となるのは満35歳以上の社員で、退職日は8月31日および2021年2月28日の予定です。退職者には割増退職金を別途支給するほか、希望者には再就職支援を実施する方針
さいか屋の20年2月期は1億円の最終赤字
東証2部上場の百貨店「さいか屋」は、2020年2月期通期連結業績予想を下方修正し、当期純損益が1億2000万円の赤字に陥る見通しを明らかに
消費増税の影響により高額品を中心に売上が低迷しているほか、台風19号の影響による休業や、暖冬に伴う冬物衣料の不振で、売上高・営業損益・純損益ともに前回予想を下回る見通し
1月・3月・7月に続きさいか屋を時価総額の猶予期間指定
東京証券取引所は、9月2日付で2部上場の百貨店経営「さいか屋」を上場廃止に係る猶予期間入り銘柄に指定すると発表
インバウンド需要が好調な都市圏に比べ、地方の百貨店は厳しい環境が続いており、また、天候不順による夏物衣料の不振も影響しました。なお、同社は2019年1月・3月・7月にも時価総額基準による猶予期間入り銘柄に指定
同社の2019年8月の時価総額が10億円未満となったための措置で、猶予期間となる2020年5月31日までに時価総額が所要額を超えない場合は上場廃止
さいか屋を時価総額に係る猶予期間入り指定
東京証券取引所は、7月1日付で2部上場の百貨店経営「さいか屋」を、上場廃止に係る猶予期間入り銘柄に指定すると発表
インバウンド需要が好調な都市圏に比べ、地方の百貨店は厳しい環境が続いており、売上の減少傾向が続くなど業績が悪化しています。同社は2019年1月および3月に時価総額基準による猶予期間に指定されるなど、時価総額は一進一退の状況が続いている
同社の2019年6月の時価総額が10億円未満となったための措置で、猶予期間となる2020年3月31日までに時価総額が所要額を超えない場合は上場廃止
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