2020年6月1日月曜日

日産の20年3月期は6712億円の最終赤字

日産の20年3月期は6712億円の最終赤字

北米および欧州における販売不振や、新型コロナウイルスの感染拡大による自動車市場の急激な落ち込みにより、売上高は前期比で14.6%の減少となりました。また、収益性の低下に伴う固定資産の減損損失として約5220億円の特別損失を計上したため、純損益は大幅な赤字
日産は業績回復に向けた構造改革として、インドネシア工場を閉鎖しタイの拠点に生産移管するほか、スペイン・バルセロナ工場の閉鎖に向けて労働組合などと協議を進める方針を明らかに

日産スペインで3000人一時解雇、新型コロナで

日産自動車は20日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、スペインのバルセロナ工場などカタルーニャ州の計3工場の従業員約3000人の一時解雇を決めたことを明らかにした。バルセロナ工場ではスペイン国内の移動制限による部品調達の支障などで13日から生産を停止しており、声明で一時解雇は「不可抗力」だとしている。

日産自動車の技術を検証 新型スカイラインで手放し運転してみた結果

 また日産は20日、英サンダーランド工場の生産停止を当面続ける方針を発表した。生産停止は17日からで、当初は週明けに再開する予定だった。日産は声明で「引き続きサプライチェーン(部品供給網)の混乱と市場の需要を注視する」としている。

 感染が広がる欧州では、トヨタがロシアを除く8工場での生産を順次停止。ホンダも欧州唯一の四輪車工場である英スウィンドン工場での生産を一時停止している。【ロンドン横山三加子】








高速道路同一車線内で手放し運転ができる機能「プロパイロット2.0」は、新型スカイラインのハイブリッドモデルだけに標準搭載(604万8000円)。今のところ、オプションなどでほかのモデルに搭載することはできません
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―

 CMで目にする「技術の日産」というキャッチコピーに、若者はピンとこないかもしれません。「自分で言っちゃう?」と思っている人もいるかも。しかし、かつては「販売のトヨタ、技術の日産」と言われたように日産は技術力を評価されていた自動車メーカー(古くはプリンス自動車の技術ですが)。そんな日産が、条件付きだけど手放し運転できるクルマを作りました!

MJブロンディ改め永福ランプ=文 Text by Shimizu Souichi
池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

◆やったぜ、日産! ハラハラ、ドキドキ、新型スカイラインで手放し運転してみた

 国産乗用車メーカーは8社もあるが、そのなかで一番技術力を持っているのはどこでしょう?

「そんなの、トヨタに決まってんじゃん」

 ボンクラ諸君はそのように考えることでしょう。

 確かにトヨタの技術力はすごいが、わかりやすい技術で見ると、トヨタが誇るのはハイブリッドと燃料電池だけ。ハイブリッドはEVまでのつなぎだし、燃料電池は普及の見込みゼロ。EVや自動ブレーキ技術では明らかに出遅れた。

 となると、どこが日本一なのか。

 おそらく日産ではなかろうか。

「えっ、日産!? どう見てもイマイチでしょ~!」

 ボンクラ的にはそのような印象をお持ちのことでしょう。

 しかし日産の技術力はすさまじい。世界に先駆けてEVを量販し、ハイブリッドでも独自技術の「eパワー」をリリースして国内でヒットさせた。スポーツカーの世界でも、GT-Rは世界の神話。一方トヨタのスポーツカーは、スバルやBMWとの提携で独自開発ではない。

 しかも日産は、自動運転技術に関しては、国産メーカーを常にリードしているのだ! 技術的には日産が日本一と言っても過言ではあるまい。

 そんな日産がこのたびリリースしたのが、「プロパイロット2.0」を搭載したスカイラインだ。このクルマ、国産車で初めて手放し運転が可能になっております! こんなのトヨタにはまだぜんぜんない! まさにぶっちぎり! それを体験させていただこうじゃないですか。

 この手放し運転、安全確保のためさまざまな条件がありまして、まず中央分離帯のある高速道路上じゃないとダメ。プロパイロット2.0はゼンリンの3D高精度地図データと連動しているので、いま自車がいるのがどこかをカンペキに判定する。

 設定可能な車速は時速60km以上。高速道路上で遅すぎるとキケンですからね。そして制限速度以下。80km制限の中央道で、100kmで手放しするといったインチキも不可能になっております。また、車内のカメラがドライバーの「目」を監視し、わき見や居眠りにも激しく警告いたします。すげぇぞ、日産!

◆50km規制のせいで手放し運転できず!?

 いよいよ中央道に向けて発進だ! と思ったところに悲報が届いた。

「雨のため、さきほど中央道に時速50km規制が入りました」

 ガーン! プロパイロット2.0は道路上の速度標識も認識するので、50km規制はクルマにバレバレ。しかし60km以上じゃないと手放し運転は不能! これじゃ肝心のところが体験できましぇん!

 愕然としながら河口湖ICから中央道に乗り入れ、通常のアダプティブ・クルーズ・コントロールで走行する。もちろんアクセルやブレーキはクルマまかせ。加えてカメラとGPSデータの連動でハンドルもガッシリ操作してくれる。ただし手は添えておかないとイカン。無念。

 と思いながら走っていたら、都留ICで50km規制が解除された! ヤッター! ついに手放し運転を体験する時がきたぜ!

 すげえ……。こりゃラクチンだ! 電車に乗ってるみたい! さすが技術の日産! トヨタをぶっちぎってるぜ!
それにしても、いろいろ不自由な技術ですなあ。日本の制限速度って遅いしさ。中央道を80kmで走ってると、鬼のようにブチ抜かれまくりで、軽トラにもぶっちぎられたぜ、日産。
 とはいえ、これは日産が悪いのではなく、お上(国交省や警察)の指導のなせる業である。なかでも雨の50km規制って、守ってるとメッチャ危険なんですけど。後方からものすごい勢いで大型トラックが迫ってきて、マジ生命の危機を感じる。

 ともかく現状ですと、BMWやフォルクスワーゲンが実現した「渋滞時(時速60km以下)の手放し運転」のほうが、ありがたみはあるのではなかろうか。運転が一番メンドクサイと感じるのは渋滞のなかなので。そこが残念だぜ、日産!

【結論】
 ということで、いろいろシバリがキツすぎて、プロパイロット2.0が欲しいとは1ミリも思いませんでしたが、日産の技術がトヨタをぶっちぎっているのは間違いないんじゃなかろうか。敬礼だぜ、日産!

―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―

【清水草一】
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中。清水草一.com


日産、新・社内規定導入へ 利益相反の事案決議、ルノー取締役不参加に

2019/6/24 05:00

日産自動車は、取締役会において筆頭株主の仏ルノーと利益相反の懸念のある事案を取り扱う際、ルノー出身の取締役は決議に参加しない社内規定を導入する。ルノーの影響力を抑え経営の独立性を高めるほか、少数株主の利益保護につなげる。

30代が働きやすい都道府県1位愛知、東京は6位 上位に岡山・徳島・大阪・兵庫と西日本に集中










企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」は4月17日、「30代が働きやすい都道府県ランキング」の結果を発表した。大手企業が集中する3大都市圏が注目されがちな都道府県ランキングだが、働き方改革の波は地方圏にも広がっている。
昨今は場所を選ばない働き方への関心が高まっており、Uターン・Iターンをする人も増えている。では、実際に働く人たちが働きやすいと感じているのはどの都道府県なのだろう。今回は、仕事で経験を積んできた働き盛りで、家庭との両立を重視する人も増えてくる30代にフォーカスした。
「キャリコネ」の30代ユーザーによる「労働時間」「やりがい」「ストレス」「休日」「給与」「ホワイト度」の6項目の評価の平均点(総合評価・5点満点)を都道府県別に抽出し、ランキングにした。【参照元:キャリコネ】

大阪「賃貸の価格が安い。地方勤務の方がお金は貯まる」(サントリーホールディングス)

1位:愛知県(30代の総合評価:3.45)
愛知発祥 日本を代表するグローバル企業 「トヨタ自動車」の口コミ
「主任職(だいたい30代前半)に昇格すれば一気に年収が1000万円台に上がる。ボーナスも他業種と比べれば高いほうだと思われるので、給与面での不満は特に感じない」(商品開発/30代後半男性/年収540万円/2018年度)
2位:岡山県(30代の総合評価:3.22)
通信教育のリーディングカンパニー「ベネッセコーポレーション」の口コミ
「仕事のやりがいはあると感じている人が多い。お客さんの役に立てた実感は持ちやすい仕事。真面目な社員が多く、本当にお客さんのためになりたいと思いながら働いているメンバーが多い。お客さんの成長を間近で見られる仕事なので、やりがいを感じやすい。休みも多くお盆と年末年始はしっかり休める」(法人営業/30代前半男性/年収600万円/2017年度)
2位:徳島県(30代の総合評価:3.22)
LEDで世界的地位を確立する「日亜化学工業」の口コミ
「残業時間は部署や時期によりまちまち。本社ではノー残業デーが設定されている。また、残業代は きちんとつけるように、という風潮になっている。年間休日は多い。特に連休期間はかなり長く、まとまった会社休業期間となるので、これはとても大きな魅力。ワークライフバランスで言えば、自分の場合は、結構満足している」(法人営業/30代後半男性/年収800万円/2013年度)
4位:大阪府(30代の総合評価:3.18)
洋酒文化のパイオニア「サントリーホールディングス」の口コミ
「福利厚生は良いと入社前から聞いていたが、まさにその通りだと思う。借り上げマンションの補助や、各種手当、スポーツクラブの特典など、理解して使えばかなりいいと思われる。田舎のほうが賃貸マンションの価格が安いぶん、広くて補助から出る分も小さく済むので、地方勤務のほうがお金が貯まる」(マーケティング/30代前半男性/年収800万円/2015年度)
5位:セイコーエプソン(30代の総合評価:3.16)
諏訪市に本社を置くプリンター大手 「セイコーエプソン」の口コミ
「女性が多い職場も多く、女性にとって働きやすい会社であると思います。結婚出産を機に退職する人はほとんどいなく、皆さん産休、育休を取って復帰する人ばかりです」(経理/30代前半女性/年収650万円/2017年度)
5位:東京都(30代の総合評価:3.16)
検索エンジン世界トップ 「グーグル」の口コミ
「ネット上にある日本企業の年収ランキングのトップにいるキーエンスや日本M&Aセンターなどと同等かそれ以上の年収がもらえます。もちろん、仕事で結果を出していないともらえませんが、それらの日本企業に就職するより事業の革新性、福利厚生、オフィスの働きやすさ、同僚の人柄の良さ、海外にも出張できるなどを考慮すれば、グーグルも転職先の選択肢の一つに入れても良いかもしれません」(システムエンジニア/30代前半男性/年収1300万円/2015年度)

神奈川県「定時帰宅を推奨。プライベートを大切にしやすい環境」(日産自動車)

7位:宮崎県(30代の総合評価:3.15)
宮崎県内外に90以上の店舗を持つ地銀「宮崎銀行」の口コミ
「女性の管理職は徐々に増えてきています。地銀ならではの温かみのある接客を求めるお客様も多く、支店長クラスにも女性が多く起用されてきています」(カウンターセールス/30代前半女性/年収500万円/2008年度)
8位:神奈川県(30代の総合評価:3.12)
横浜に本社を置き、世界に20の生産拠点を持つ「日産自動車」の口コミ
「残業はよく管理されていて、サービス残業は基本ない。むしろ、定時で帰ることが推奨される職場だった。研究開発では、休日出勤も基本なく、プライベートを大切にしやすい環境にあったと思う。基本的には過ごしやすいいい会社で他人にも勧められる。生産部門だと、試作日程や工場の都合でどうしても土日や夏休みなどの長期連休に業務が発生することもあるが、代わりの休日をとろうとおもえば、取ることのできる環境だと思う」(研究開発/30代後半男性/年収800万円/2017年度)
9位:兵庫県(30代の総合評価:3.09)
創業140年以上の医薬品メーカー「日本イーライリリー」の口コミ
「2020年までに女性管理職を30%の目標を掲げており、女性にとって管理職を目指しやすいと思います。男性だから、女性だからという差別は一切なく、男女平等に昇進も昇給もあります。能力次第で、昇進は可能かと思います。また、育児休暇や時短など子どものいる社員のサポートも手厚いです」(財務・会計関連職/30代前半女性/年収900万円/2017年度)
10位:茨城県(30代の総合評価:3.08)
原宿とつくばに本社 ジーンズを中心とする小売業「ライトオン」の口コミ
「やはり女性が多く活躍されています。結婚されている方や育児をされている方も多く、非常に働きやすい環境だと思います。出世される方も多かったです」(店長/30代前半男性/年収500万円/2014年度)

0 件のコメント:

コメントを投稿