年末年始は支出が増えるものですが、計画を立て行動することで、出費を抑えることは可能です。どのように計画を立て行動していくのかを、5つにポイントに沿ってお伝えしましょう。

年末年始に財布が空になってしまう人必見! お金の残し方

年末はボーナスや年末調整などで収入が増える反面、年末年始のイベントと外出で支出も増えるものです。稼いだ分、使ってしまっては何も残りませんので、上手に支出をコントロールし、少しでもお金を残すようにしましょう。

ポイント1:予算を立てる

年末年始のイベント費の予算を立てましょう。忘新年会、クリスマス、正月用品、お歳暮、年賀状、お年玉、帰省、初売り等、年末年始は、普段以上にイベントが多く支出が増えます。

毎年のことなので、いくらくらいかかるか思い出し、予算を立てておきましょう。

ポイント2:メリハリのあるお金の使い方を徹底する

項目ごとに予算を立て、必要な金額が算出できたら、そのお金をどこから出すのか、決めておきましょう。

ボーナスが出る家庭ならボーナスを充てるケースが多いと思いますが、ボーナス全額を充てるわけにはいきませんので、普段の生活費を切り詰め、年末年始のイベント費に充てることが必要になるでしょう。

イベントでお金を使う分、普段の生活は質素に過ごすといった「メリハリのあるお金の使い方」が求められます。

ポイント3:外出を控える

年末年始はボーナス商戦や初売り等で、購買意欲をかき立てられる罠がたくさん仕掛けられています。

基本的には多くの人が、行動心理学を駆使した営業戦略にのせられ、ついついお金を使ってしまうものです。そもそも、そのようなお店の戦略にのせられない自信がある人は、この記事にたどり着くことはないでしょう。

だからこそ、デパートやショッピングセンターといった場所に行くことは控え、どうしても行く必要がある時には買うものをメモし、先に必要なものだけを買うようにしましょう。

必要なものを先に買えば、購買意欲もある程度満たされ、財布の中のお金は減りますので、余計なものを買う気持ちが抑えられます。

ポイント4:自宅を片付け&掃除し、在庫を使い切る

片付けや掃除をすると、使い忘れていたものや不用品を見付けることができるでしょう。使えるものは使い切り、冷蔵庫や食品庫の中を整理すれば、何食分かは食事ができるのではないでしょうか。

また、不用品で売れるものは、オークションやリサイクルショップで売りましょう。

自宅を片付け、掃除をすることで、無駄なものにいくらお金をかけてきたか反省もできます。一生懸命働いて稼いだお金で買った物を無駄にしていた、捨てる羽目になった……そのような失敗経験を繰り返すことで、消耗品にかけるお金をコントロールできるようになっていきます。

ポイント5:コンサートや美術館、博物館、図書館等、感性を高めよう

この時期、ショッピングセンターに行く事は財布に穴を開けることになりますが、自宅に引きこもってばかりいても、エアコンやストーブといった光熱費が高くつきます。

外は寒いので室内で、かつ低コストで過ごせる美術館や博物館、図書館などは冬には持ってこいの場所です。他にも年末は質の高いコンサートが開かれることも多くなります。

このように知的好奇心や感性を高める「経験」に時間とお金を使うことは、一生捨てる必要のない経験となり、人生を豊かなものへと導いてくれます。
(文:二宮 清子(マネーガイド))